『ゲーム・オブ・スローンズ』映画化の企画が初期段階にあるとの報道
『ゲーム・オブ・スローンズ』映画化の企画が初期段階にあるとの報道
将来的にウェスタロスを大スクリーンで観られるようになるかもしれない。 The Hollywood Reporterによると、ワーナー・ブラザースは、HBOの大ヒットドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』の原作となったジョージ・R・R・マーティンのファンタジーユニバースを基に、長編映画の企画を「密かに」進めているという。「少なくとも1本」の映画企画が進行中とされており、ほかにも映画の企画が存在している可能性も示唆されている。 「ゲーム・オブ・スローンズ」画像・動画ギャラリー プロジェクトは開発の初期段階にあり、制作陣やキャストもまだ決まっていない。そして、『冬の狂風』はいったん忘れておくべきだろう。ハリウッドに吹く風は気まぐれで、映画の制作は非常に長い時間を要することがあるが、それでも、ワーナー・ブラザースが史上最大級のヒットドラマを活用して映画を制作しようしているというのは、うれしいニュースだ。 IGNはワーナー・ブラザースにコメントを求めている。 ワーナー・ブラザースがマーティンの生み出す世界を映像化することに熱心に取り組んできたのは周知の事実だが、これまではテレビドラマに限られていた。2019年に『ゲーム・オブ・スローンズ』が完結して以降、HBOは2022年に初のスピンオフ作品として、ターガリエン家を中心に描いた『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』を公開。シーズン2は2024年6月より配信が開始され、シーズン3は2025年前半に制作が開始される予定だ。 しかし、『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』以外においては、ワーナー・ブラザースの『ゲーム・オブ・スローンズ』への取り組みは、企画開発面で複雑なものとなっている。2020年、ナオミ・ワッツ主演の前日譚が中止となったほか、今年にはジョン・スノウを主人公にしたスピンオフドラマの企画が「お蔵入り」になり、ジョン役を演じたキット・ハリントンは「適切なストーリーを見つけるのに苦労した」と明かしていた。 一方、『七王国の騎士』を基にしたスピンオフドラマ『A Knight of the Seven Kingdoms: The Hedge Knight(原題)』は2025年初頭に公開予定だ。なお、(マーティンはいくらか不満を示しているが)『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』は批評家やファンから強く支持され、シーズン2ではやや視聴数が下がったものの、依然として高い人気を誇っている。 『ゲーム・オブ・スローンズ』および『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』はU-NEXTで見放題配信中。
Alex Stedman