メキシコGPで角田裕毅はFP1に続きFP2でも3番手!テストタイヤ装着90分の特殊な状況下、トップはサインツ、2番手ピアストリ|F1
2024年のF1第20戦、メキシコGPのフリー走行2回目が現地時間25日行われた。 現地メキシコシティはFP1から引き続き晴天のドライ、気温22℃、路面温度42℃という状況になっている。 今回のFP2では、ピレリの2025年テストタイヤを装着するため、90分に拡大して実施される。テストタイヤの消化義務は全ドライバーにあるものの、FP1に参加しなかったドライバーは、テストプログラム消化後、ミディアム装着で走行可能とアナウンスされている。 FP1ではアレクサンダー・アルボンと、チャールズ・ルクレールのマシンに乗ったオリヴァー・ベアマンが接触したため、アルボンとルクレールはマシン修復によりトラックへと出ず。 開始12分が経過し、ターン8~9のセクションでジョージ・ラッセルがコントロールを失い、奥のバリアに衝突してストップ。これでFP2は赤旗となってしまった。 テックバリアの修復に時間を要したが、20分以上経過した現地時間16:36より、残り時間54分からの再開となった。
FP1で3番手タイムだった角田裕毅は、FP2の残り48分を切ったところで1:17.878をマークし、この時点の3番手に。ただし、全車が来季のテストタイヤ、かつ新コンパウンド2種類のどちらを装着しているのかトラックデータ上で明確になっていないため、力関係は分かりづらい状況となっている。 マックス・フェルスタッペンは複数回トラックへと出るも周回は行わず、車体の違和感を訴えてマシンをガレージに入れた。 残り40分が迫ると各ドライバーはテストタイヤ装着でのロングランに入り、各車テストタイヤでの走行が続く。ラッセルのクラッシュで20分以上中断があったため、テストタイヤ装着義務を各ドライバーはなかなか完全消化できず。
結局最後までほとんどのドライバーがロングランでの周回となる。残り4分を切ってミディアムに履き替えてトラックに出るドライバーもいたが、上位勢のタイム更新はなし。1:17.699のカルロス・サインツがトップのままでFP2終了となった。 2番手は0.178秒差でオスカー・ピアストリ、そしてそこから0.001秒差の僅差で3番手タイムは1:17.878の角田裕毅だった。 4番手チャールズ・ルクレールが1:17.887で、5番手は最後にミディアムを装着したランド・ノリス。1分17秒台に入れたのはサインツ、ピアストリ、角田、ルクレール、そしてミディアムを履いたノリスの5人のみだった。 6番手ケビン・マグヌッセン、7番手ルイス・ハミルトン、8番手バルテリ・ボッタス、9番手セルジオ・ペレス、10番手リアム・ローソンというトップ10のタイム順だった。