ペレス、チームメイトのフェルスタッペンとは対照的に10位が精一杯「レッドブルは最高のチーム。来年は良いマシンが作れるはず」|ラスベガスGP
F1ラスベガスGPで、レッドブルのマックス・フェルスタッペンが今シーズンのF1ドライバーズチャンピオン獲得を決めた。フェルスタッペンはこれで、2021年以降4年連続のチャンピオン獲得となった。 【リザルト】F1ラスベガスGP 決勝レース結果 一方でチームメイトのセルジオ・ペレスは、今季大いに苦しんでいる。シーズン序盤こそフェルスタッペンに次ぐ2位を獲得するレースもあったが、第5戦中国GPの3位を最後に表彰台からは遠のき、ランキングでも8番手。ラスベガスGPでも、予選ではQ1で敗退し、決勝では10位1ポイントを手にするのがやっとだった。 このペレスの低迷により、レッドブルはコンストラクターズチャンピオンを逃す危機に直面している。現時点ではマクラーレンだけではなく、フェラーリにも先行されたランキング3番手。しかも首位マクラーレンからは53ポイント、2番手フェラーリからは29ポイント離されている。残りは2戦であり、逆転は限りなく難しい情勢に陥りつつある。 ラスベガスGPを終えたペレスは、完全に可能性がなくなってしまうまで、コンストラクターズチャンピオン獲得を目指し、全力を尽くすと語った。 「数字的に負けが決まっていない限り、僕らは今後もプッシュし続ける。カタールで状況を好転させ、もっと競争力を高められることを、本当に願っている」 ペレスも不調ではあるものの、フェルスタッペンとてここ最近のレースでは苦戦が続いている。チームとして、好転させなければならないのは明らかだ。ペレスは、レッドブルは復活できるはずだと信じていると語った。 「今年抱えてきた問題を、本当に解決する必要があると思う。チームは僕らがどこにいるのかを、正確に把握しているはずだし、レッドブルは最高のチームだ。来年はもっと良いマシンを作れると信じている」
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