<2025年のファッショントレンド>注目はコスパ&タイパのいい着映え服 夏の“真っ黒”コーデにも挑戦を 前編
新しい年を迎え、今年のファッショントレンドが気になる時期。好奇心旺盛な30代女性を応援するファッション誌「InRed(インレッド)」(宝島社)の橋爪尚子編集長は「コスパがよくてタイパもいい、着映えする服がすごく増えている」と話す。橋爪編集長に今年の注目のアラサー、アラフォー向けファッションを聞いた。(前後編の前編) 【写真特集】綾瀬はるか、井上真央、米倉涼子がドレスアップ 芳根京子は振り袖
◇迷わずにコーデが決まるセットアップ、重ねるだけでおしゃれなビスチェ&キャミ
橋爪編集長は、さまざまなファッションブランドの展示会へ足を運び、「簡単に着映えする服がすごく多いなと思いました」という。
「やっぱり30、40代の女性ってすごく忙しい世代。『これを着たらすぐ映える』『おしゃれに見える』ものが多いです。例えばジレやベスト。トップスの上に重ねるだけでコーデが簡単に決まるので、引き続き人気という印象。もうジレやベストってトレンドではなくて、どちらかというと定番化している部分もありますが、まだ寒い時期はニットとそして暖かくなったらカットソーやシャツ、暑い日ならばTシャツと合わせるなどコーデの幅も広いので世の中に浸透しているんだなとも思います。また今まではジレのセットアップは、お仕事向きのものが主流だったのが、だんだんと派生して、もっとカジュアルなセットアップなども出てきています。
セットアップは、迷わずにすぐにコーデが決まる、という点でタイパですよね。タイパといえば、これまではワンピースがメインだったと思うんですけど、セットアップなら着回し力も高いですし、“コスパのいいタイパ”ですよね」
コスパとタイパがかなうアイテムとして、ビスチェやキャミソールもお薦めだという。
「Tシャツに合わせても、シャツに合わせてもいいし、ノースリーブに合わせてもいい。ボトムスも結構いろいろ選べるので、すごく着回し力があります。簡単にいつものアイテムに1枚重ねただけで『おしゃれしてる!』って感じられると思います。もちろん上にも重ねらるし、インナーとしても着られるので、コーディネートが何通りもできますね」