<2025年のファッショントレンド>注目はコスパ&タイパのいい着映え服 夏の“真っ黒”コーデにも挑戦を 前編
◇簡単におしゃれ度が上がるデザインもコスパ&タイパ
パンツにスカートを重ねる着こなしもある。
「パンツの上に巻きスカートのように巻けるものは、スカートとしても使えるし、ベアトップとしても使える。Tシャツの上に重ねるのもいいと思います。これも“コスパとタイパ”ですね」
デザインにこだわったアイテムも簡単におしゃれ度がアップする。
「バルーンとかチュールとか、アシンメトリーなど、ちょっと見ただけで、『デザイナーがこだわって作った服』というもの。例えばバルーンだと、スカートやパンツは想像しやすいとおもうんですが、トップスでウエスト周りがバルーンになっていたり、袖がバルーンになっていたり。ストンとしたシルエットよりも『おしゃれだな』と感じられますよね」
◇春夏のモノトーンが新鮮 淡いイエローやベージュ
注目カラーはモノトーン。
「春夏らしくパステルカラーも多めですが、意外と流行しそうなのが夏の黒。パッと見て重たいし、なんとなく嫌だなと思う人もいるかもしれませんが、黒でコーデを引き締めることですっきり見えますよね。真夏の真っ黒、おしゃれだと思います」
パステルカラーは淡いイエローのアイテムが多くそろうという。
「ブランドによっていろいろな“たまご色”や、ほかにもいろんな呼び方があるんですが、淡いイエローや、“エクリュ”などと呼ばれる淡いベージュのものがすごく多い。この秋冬で茶色がすごくはやったんですが、その流れで茶系の明るい色がありますね。また、濃い茶色も春夏もまだ残っているなとも感じました」
さらに、ピンクも注目カラーだといい、「大人にもぜひ試してほしい!」と話す。
「春夏に多いなと感じたもう一つのカラーは、ピンク。淡いパステル系やラベンダーよりのもの。また青味の強いピンクやショッキングピンクなどなど、ピンクの種類が豊富な年だと感じました。今まではピンクが苦手だった方にもバッグや靴などの小物や、トップスより顔から遠いボトムスからぜひ試してもらいたいです」