道路で行き倒れた猫を保護→骨盤骨折で大手術、歩けるように 運命の出会いが待っていた!
割れた骨盤、排便もままならず苦しんだ茶トラ猫 術後の経過はよく、ついに里親さんが!
そんな大けがを負い、排便もままならず苦しんだ茶トラ猫。しおぱんくんと名付けられました。最終的に、便の通り道を広げる目的と将来痛みが出るため骨頭を切る目的で、しおぱんくんは手術を受けることになったといいます。 「最初の保護から受診までに事故からすでに2週間以上たっていました。その後、保護や手術を1週間検討されたので、事故からおよそ3週後に我が家で引き取ることに。実際の手術までに事故から1カ月ぐらいかかってしまいました。バラバラに骨折した骨盤を整復してプレートでとめる手術だったのですが、かなり癒着していて、4時間超えの大変な手術だったようです」 手術後2日間で退院した、しおぱんくん。帰宅後キャリーの上部を外すと、なんと自分で歩いて出てきたとのこと。当時安静の必要があったものの、あくのあさんは歩いたことがうれしくて泣きながら動画を撮ったそうです。 そして術後の経過は順調でした。しおぱんくんは少しずつ上手に歩けるようになり、走ったり階段の上り下りもできるように。今年に入り、里親さん探しが始まりました。 「Instagramで投稿しても、しおぱんにはたくさんの方から応援のメッセージをいただきました。でもなかなか里親さんのご希望はなくて。しおぱんは時々仲良くできない猫さんがいました。なので一頭飼いの方を探していたこともあり、ご縁がなかったんです。人にはとても甘えん坊。腕枕で頬ずりしながら眠ります。必ず幸せになると信じて良いご縁を待っていました」 良いご縁をと、強く願っていたあくのあさん。その思いが届いたのか、ついに5月に里親さんが見つかりました。 「しおぱんの里親さんは先代猫さんを病気で亡くされた方です。将来しおぱんも骨盤や排便のことで処置が必要になっても責任持って守っていくと…全てを受け入れて家族に迎えてくださいました。トライアルを経て正式譲渡に。パパさんママさんにすぐに懐き、ベッドで川の字になって寝ているそうです。よく食べよく遊び、とても甘えて。本当にうれしいです」 しおぱんくんは「デデ」くんと名付けられ、今はずっとの家族とともに楽しく過ごしているそうです。 ◇ ◇