関電の金品受領問題 第三者委が会見(全文9)影響力を見せつける機会にしていた
県や高浜町の職員、県議・町議へのヒアリングは?
福井新聞:もしもし、福井新聞の嶋本と申します。結語に代えての部分なんですけれども、人権研修に県の副知事らを出席させるなど、県幹部とは緊密な関係にあったとあります。またほかのページには、原発見学などの旅行では県職員も参加することもあったとあります。そこで質問ですが、県の職員とか、あるいは高浜町の職員とか、県議会議員とか町会議員に対してヒアリングはしましたでしょうが。 司会:いや、福井県は、そこはしていないということで。 但木:福井県はやっていないと思います。 司会:ただ、福井県さまに対して、要は一定の調査をされておられましたので、その調査に付随するような照会書を出させていただいて、教えていただける範囲での情報をいただいた上で調査を、もちろん反映はしております。 福井新聞:分かりました。それと調査を終えてみて、例えば県職員らによる不適切な対応とかは確認されていないんでしょうか。県職員らによる不適切な対応とかは特になかったと考えればよろしいですか。何かありましたか。 司会:私も一応ヒアリングに立ち会ったりとかいうことで、そういった内容のことを聞いたりもしているときもありますが、それは一応確認されておりません。
副知事を出席させた目的は?
福井新聞:分かりました。それと人権研修に副知事を出席させていたとあるんですけれども、森山さんが、その副知事を出席させていた目的っていうのはなんなのでしょうか。 但木:これは出席させている目的っていうのは、もともとは森山さんが考えた構想でできた研修会なんですね。それで森山さんが考えたのは、これは関電の原子力部門の幹部だけじゃなくて、県も来賓という姿でいいけども、そこに出席すべきだといって副知事に声掛けて、副知事が出てくるということで。それはたぶん人権っていうのは非常に大事な話で、かつ関電の幹部の人権研修だから、当然副知事も出てくるべきだと彼は思ったんだと思いますが。 司会:補足させていただくと、78ページのところに書かせていただいたように、そういった県の要職の方を招聘するということを、やっぱり影響力を見せつける機会にしていた面はあるんじゃないかということも併せて記載しております。 福井新聞:分かりました。それと、原発見学の旅行なんですけれども、参加していた県職員というのはどういった部門の職員なんでしょう。人権部門の職員? 司会:ごめんなさい、旅行ですか。 福井新聞:77ページの上のほうですね。 司会:ここについての具体的な役職名とか、具体的なお名前については少し、私自身、今ちょっと詳細な資料は持ち合わせておりませんが、ここに書けることが全てであると、この報告書に全てあるというふうに取っていただけますでしょうか。