【バレー】230試合出場記念インタビュー 青柳京古(埼玉上尾メディックス)
バレーボールVリーグのV1女子、埼玉上尾メディックスに所属する青柳京古が11月4日にリーグ通算230試合出場を達成し、Vリーグ栄誉賞の表彰基準に到達した。引き続き活躍を続ける青柳の、喜びの声をご紹介する。 【動画】青柳京古選手(埼玉上尾メディックス)試合後のコメント ――230試合出場達成、今のお気持ちを教えてください 昨シーズンの終盤くらいに「来季はVリーグ栄誉賞だね…」と言われてそこで初めて気づいて、そんなすごい賞がもらえるんだととてもうれしかったです。 Vリーガーでいられるだけで幸せなことだと改めて思いました。私は学生時代に一度も全国制覇やタイトルを取った経験がありませんでした。目標に届かず、そこでバレーを辞めてしまう選手も中にはいるかもしれませんが、それでもずっと続けていたら出会いもあるし、いいことだってたくさんある。そういうことを伝えられる一人になれたのかなと思います。
ミドルブロッカーで代表になると決意
――メディックスでプレーしてきて、一番印象に残っている試合は何ですか。 内定選手(大学在学中)で出場した2013-14シーズンのV・チャレンジマッチ(入替戦)は絶対に忘れません。シーズン中はアウトサイドヒッター(以下サイド)でプレーしていましたが、この試合はミドルブロッカー(以下ミドル)で出場して、そこで活躍できたことが自信として今もずっと残っています。 ――そこから本格的にミドルとしてプレー。メディックスに入団したことが大きなターニングポイントになったのでは? そうですね。ミドルに専念したいと具体的に感じるようになったきっかけは、2016年のリオデジャネイロオリンピックです。これからの代表にはミドルが求められていると思って。当時はメディックスにも松本(亜弥華)選手や丸山(裕子)選手といった強力なブロッカーがいて、私は攻撃力しかなかったから、それをもっと磨いて代表を狙いにいこう! と、決心しました。 当時の監督にも「サイドの控えとして出るならミドルだけに専念したいです」と伝えました。複数のポジションができるのは強みだし、それで活躍している選手もいましたが、私は嫌だった。今思えば大きな決断でしたね。 ――確かに、攻撃力は青柳選手の魅力だと思います。何か意識していることはありますか? 元々サイドだったので、点を取るためにボールを力強く打つことが求められていました。ミドルでも少し攻撃のテンポが速いだけで他は変わらない。アタックラインよりも後ろから長く助走距離を取って、全力でジャンプしてしっかりたたき込む。オトリだとしても全力でプレーすることはブレずに意識しています。