4位転落の阪神、2戦得点圏打率・080やて あぁ〝携帯番号〟打線 ソフトバンクはつながるなぁ…
(日本生命セ・パ交流戦、ソフトバンク6-2阪神、2回戦、ソフトバンク2勝、15日、みずほペイペイ)つながらんにもほどがある! 阪神はソフトバンクに2-6で敗れ、再び貯金が底をついて2位から4位に転落した。この2戦の得点圏打率は衝撃の・080-。つながる〝ソフトバンク回線〟を上回る8安打を放ちながら、ことごとくチャンスを逃しブチブチと攻撃が切れた。先制された試合は10連敗。佐藤輝明内野手(25)が再昇格後初めて放った長打も、苦境を打ち破るには至らなかった。 【写真】厳しい戦いが続き、顔を手で覆う阪神・岡田監督 にぎわせたのは塁上だけ。岡田監督も打線の勝負弱さに首をかしげ、虎党も博多の地で見せつけられた逸機のオンパレードにストレスをため込むばかりだった。鷹に2連敗し、貯金も尽きてガクッと4位転落だ。 「流れ悪いってそら、得点圏いったらタイムリー出んとアカンやろ。そういうことやろ」 14日からのソフトバンク戦(みずほペイペイ)は2戦で得点圏打率・080(25打数2安打)。2戦にまたがり得点圏19打者連続凡退もあった。第1戦は両軍ともに7安打を放つも0-2負け。この日は鷹打線を上回る8安打を放ったが結果は2-6。先制されたゲームは10連敗となり、反発力のなさは相変わらずだった。鷹は2戦で得点圏打率・333(9打数3安打)で、その差がくっきりと勝敗に表れた。 5月31日のロッテ戦(ZOZOマリン)以来13試合ぶりに1番に起用した近本が一回先頭に内野安打で出塁し、二盗も成功。だが、無死二塁から中野、森下が凡退し、4月14日の中日戦(バンテリンドーム)以来、今季2度目の4番起用に応えたかった佐藤輝も2死二塁で右飛に倒れた。 六回は前川の一ゴロ間の1点が精いっぱい。八回には糸原の中前適時打が出たが2点止まり。1番・近本、4番・佐藤輝の〝新打線〟も不発だった。交流戦の得点圏打率・178(135打数24安打)と迫力を欠く中、貯金は8試合ぶりにゼロに。首位広島とは今季ワーストタイ4ゲーム差となり、巨人、DeNAが勝ったたため2位から一気に4位に滑り落ちた。 岡田監督は第2打席に空振り三振し、一時打率・199となった背番号8についてもチクリ。「一回沈んだけどな。2割を。もちこたえたな。大山はアレやけどな、2割を基準にしとったんやけどな」。最終的に同・203となったが、2軍調整中の大山(同・199)を引き合いに出し、尻をたたいた。