LINEヤフーのショッピング事業が好調、再びプラス成長へ。eコマース取扱高は4.2%増の2兆円強
LINEヤフーの2024年4-9月期(中間期)連結業績におけるeコマース取扱高は前年同期比4.2%増の2兆963億円だった。
eコマース取扱高のうち、国内物販系の取扱高は同2.4%増の1兆4819億円。ZOZOや「Yahoo!ショッピング」、トラベル部門の取扱高増加が寄与した。
国内物販系取扱高の内訳は、「Yahoo!ショッピング」「LINEギフト」「ZOZOTOWN」「LOHACO」などによるショッピング取扱高が同4.5%増の8113億円。ZOZOが堅調に取扱高を拡大したほか、「Yahoo!ショッピング」では、前年度のふるさと納税制度の改正による駆け込み需要の反動減があったものの、純第2四半期(2024年7-9月)における取扱高が前年同期間比では2.0%増の着地となった。なお、ふるさと納税の反動減影響除く実力値としては同8.1%増だったとしている。 ショッピング取扱高は2023年3月期の純第3四半期から四半期ベースで5四半期連続のマイナス成長が続いていたが、2024年3月期の純第4四半期にプラス成長へ転換。今期は2024年4-6月期(純第1四半期)が前年同期間比6.1%、2024年7-9月期(純第2四半期)は同3.1%増と成長が続いている。 「Yahoo!オークション」「Yahoo!フリマ」「ZOZOUSED」によるリユース事業の取扱高は前年同期比2.2増の減の4775億円。「Yahoo!フリマ」の取扱高は好調な着地となったが、「Yahoo!オークション」は落札者数が伸びず取扱高が低調に推移した。その他(物販事業)の取扱高は同6.1%増の1930億円だった。 「一休.com」「Yahoo!トラベル」「Yahoo!ロコ」「出前館」などによる国内サービス取扱高は同10.3%増の3506億円。トラベルは「Yahoo!トラベル」「一休」の販促施策が奏功し純第2四半期(2024年7-9月)は、年同期間比22.3%増と高成長を果たした。 LINEヤフーの2024年4-9月期(中間期)における売上収益は、前年同期比6.1%増の9252億9300万円、営業利益は同48.7%増の1726億5900万円、中間利益は同662081増の1079億6800万円。コマース事業による売上収益は同3.5%増の4079億4100万円となった。