美術館や博物館のミュージアムグッズが面白い!
舩山 実際のメモ帳にしようという発想が面白い。この陶磁器のマグネット(2)も本物に近い質感ですね。 (2)松岡美術館(東京都)東洋陶磁名品マグネット
大澤 「松岡美術館」のものです。立体作品をグッズにするのは難しいと思うんですが、これは精巧にできていますね。マニアックだなと思うのは、「東京都高尾ビジターセンター」のピンバッチ(3)。高尾山の自然解説員が普段話している内容をモチーフにしているんです。ムササビが食べて穴が開いた葉っぱとか。 舩山 ムササビだけだったら「可愛い」で終わってしまうけれど、これならムササビの食べ方の習性もわかって興味が広がりそうです。 (3)明治の森高尾国定公園東京都高尾ビジターセンター(東京都)山のお宝シリーズピンバッチ
グッズを買うことが、ミュージアムの応援にもなる。
大澤 「夢二郷土美術館」の紅茶(4)や「山種美術館」のハンカチ(5)など、私立のミュージアムは、グッズの売り上げが大事な収入源となっている場合もあるんです。 (4)夢二郷土美術館(岡山県)夢二郷土美術館×高梁(たかはし)紅茶《立田姫(たつたひめ)》限定缶入り 夢二ブレンドリーフティー 30g
(5)山種美術館(東京都)ミニタオルハンカチ
舩山 購入することが、ミュージアムの応援につながるんですね。 大澤 私立ではないですが、「京都国立博物館」でもグッズの売り上げの一部が博物館の文化財保護活動の支援に使われています。 舩山 名品おりがみ(6)もトラりんポーチ(7)も、パッケージにその旨が書いてありますね。 (6)京都国立博物館(京都府)名品おりがみ
(7)京都国立博物館(京都府)トラりんポーチ
大澤 “体験できる”グッズもありますよ。「福岡市美術館」には、自分で絵付けできる博多人形(8)があるんです。所蔵品がモチーフになっていて、本物そっくりに塗るもよし、オリジナリティを発揮してもよし。 舩山 絵付けを体験すれば、もっとじっくり実物を見たくなるかも。 (8)福岡市美術館(福岡県)「Master Road」シリーズ