病に倒れた”タオル界のスティーブ・ジョブズ”が社長に指名したバイト出身の男/聖地・今治で「赤ちゃんが食べられるタオル」を目指して~イケウチオーガニック前編
◆まとめ
池内代表の『自由なアイデア』と、阿部社長の『緻密な思考』。正反対の資質による化学反応は、これからどんな発展を遂げていくのか。後半では、イケウチオーガニックが、消費経済社会の価値観をひっくり返すことを目指して掲げた「未来の航海図」について2人が語る。
■プロフィール
池内計司(イケウチ ケイシ) 一橋大学を卒業後、1971年に松下電器産業(現・パナソニック)に入社。1983年、父が創業した池内タオル(当時の社名)に入社し代表取締役に就任。先進的かつ独創的な高い技術力に加え、風力発電100%による工場稼動や業界初のISO14001認定など、業界の風雲児として注目を浴びる。2016年にIKEUCHI ORGANIC株式会社・代表取締役社長を退任し、代表に就任。 阿部哲也(アベ テツヤ) 1991年、慶應義塾大学を卒業後、証券会社に入社。小売チェーン店へ転職し、販売促進、新業態開発、基幹システム導入に携わり管理部門取締役を経て退職。2009年に展示会のアルバイトとして巡り会ったIKEUCHI ORGANIC株式会社に入社。2016年6月よりIKEUCHI ORGANIC株式会社・代表取締役社長を務める。