【RIZIN】行く人・来る人──テミロフがUFC参戦、カナダ王者がRIZINと契約。GPの前ぶれか、開国は待った無しへ
RIZINで、新たな海外勢の動きが活発化しそうだ。 現時点で、9月28日の『RIZIN.48』さいたまスーパーアリーナ大会と、年末恒例の大晦日さいたまSA大会、さらに2025年3月30日にあなぶきアリーナ香川で『RIZIN.50』の開催をアナウンスしているRIZINだが、榊原信行CEOは、さいたま2大会の間にも、大会開催の可能性を語っている。 【写真】武田戦でサプライズを起こしたシェイドゥラエフの次戦も決まりそうだ そんななか、フライ級では行く人・来る人が分かっている。 まずは、海外報道でカナダBTCフライ級王者・PFC同級王者のトニー・ララミーがRIZINとの契約を発表している。 トニー・ララミーは、2015年にPANCRASEに来日参戦したTJ・ララミーの実弟。MMA9勝2敗で現在7連勝中。2024年6月の前戦『BTC 24』で、元CESバンタム級王者のジョシュ・スミスを初回、左オーバーハンドでダウンを奪ってのパウンドでTKO勝ちし、BTCフライ級のベルトを巻いたばかり。 RIZINフライ級には、ほかにも海外強豪の参戦報道もあり、充実の国内フライ級ファイターたちが、海外勢を迎え撃つ、ワールドワイドな戦いが展開されそうだ。確認が取れ次第、紹介したい。 一方で、10月12日(日本時間13日)の『UFC Fight Night: Royval vs. Taira』(ブランドン・ロイバルvs.平良達郎)UFC APEX大会に、RIZINで2連勝のラマザン・テミロフ(ウズベキスタン)の参戦が発表されている。 テミロフは、RIZINで浜本“キャット”雄大、征矢貴をいずれも初回KO・TKOに下し、怒涛の9連勝をマーク。今回UFCと契約し、オクタゴン初戦で平良に一本負けしたCJ・ヴェルガラとの対戦が決まっている。テミロフは強い体幹から放つ左右のスイッチしての強打に空手・テコンドーベースの蹴りも混ぜた打撃を誇る。UFC3勝をあげているヴェルガラをも下すか。 また、一足早く国際化が進んでいたフェザー級では、ビクター・コレスニックやイルホム・ノジモフ、カルシャガ・ダウトベック、本来はバンタム級のラジャブアリ・シェイドゥラエフら中央アジアの強豪たちが次戦を待っており、そこにバンタム級から転向したフアン・アーチュレッタ、拘留明けの元王者ヴガール・ケラモフ(※平本戦をアピール)、そして金原正徳、クレベル・コイケ、久保優太、平本蓮ら国内勢がどうからむか。SNSでも熱いアピールが繰り広げられている。 豪華な箱庭だった真夏の『超RIZIN.3』から、一気に開国が進む実力主義の世界へ。フェザー級だけにとどまらず、RIZINは新たな扉を開けて行く。