左肩負傷の大谷翔平 強行出場肯定派と否定派が賛否 亜脱臼経験者の元プロ野球選手は休養を推奨
左肩を亜脱臼したドジャース・大谷翔平選手が27日(日本時間28日)、ヤンキースタジアムのチーム練習に合流した。練習前に会見したロバーツ監督は大谷の状態について「トレーニングスタッフの話では、今朝の翔平はいい状態だった。昨日よりも良くなっている。すでに素振りをしているが、ケージでティー打撃などを行って様子を見る。もし彼自身が出場できると感じれば、出ない理由はない」と説明したが、ファンや評論家の間では、28日(同29日)の第3戦出場について賛否の声が上がっている。 【写真】全体練習終了間際にヤンキースタジアム入りもすぐ室内練習場へ入った大谷 ベンチには背番号17のヘルメットだけが SNSでは「監督と本人がOKしてるなら出ればいい」「そりゃ大谷さんが出てるとこ見たいし」「ワールドチャンピオンまであと2勝なんだし、多少無理してでも出るのかもね、翔平さんなら」という声が上がる一方、「言うても脱臼でしょ。1日で治るわけがない。無理したらダメ」「ニューヨークは気温10度を下回る可能性があるし、そんな寒い中で無理したら余計に悪くなる」「連勝してるからこそ、今は休んでもらいたい」「今年で大谷選手の野球人生が終わるわけじゃないから、今は無理してほしくないなぁ」という強行出場否定派の声も多く集まっている。 現役時代に亜脱臼の経験がある元ロッテ監督の井口資仁氏はテレビ朝日の「羽鳥慎一モーニングショー」に出演し、「痛みがあるとなかなか次の動作がしづらくなります。軽度であればテーピングをしながらの出場は可能だと思います」と語ったが、ロサンゼルスとニューヨークの寒暖差によって「痛みが増すと思います」との見解も示した。 続けて「炎症が残っているうちはプレーすると来季に影響があると思いますので、出場してるのは見たいですけど、この3連戦は休んでもいいんじゃないかなと思います。で、暖かいドジャースタジアムで万全な状態で戦う方が、しっかり5日間休めますので」と休養を薦めていた。