<花開く春・20センバツ国士舘>選手紹介/16 中泉大樹内野手(2年) 守備力と送球、随一 /東京
<第92回選抜高校野球> 遠い記憶。幼稚園のころ、生まれて初めてのキャッチボールで、顔でボールを“受け”た。プロ野球選手に憧れての野球人生はここから始まった。 【動画】センバツ出場校、秋季大会熱闘の軌跡 中学時代のチームメートと進んだ国士舘。レギュラー入りを争う部員だけで、およそ100人。入学当初は「やっていけるのか」と不安ばかりだった。 昨春のセンバツはスタンドでチームを応援した。新チームで「ボールに食らいつく球際の守備力と力強い送球は、誰にも負けない」とレギュラー争いの一角に食い込んだ。甲子園のグラウンドに立つため、守備に加えて、ティー打撃でバットスイングを磨いた。「打球が力強くなってきた」とこの冬の努力に手応えを感じている。 甲子園に立つ自分の姿を見せたい友人がいる。小学校時代、共にチームの主軸を担った仲間だ。今は九州の強豪校で野球に励む。遠く離れても、「頑張っているぞ」とプレーでエールを交わしたい。 たまの休みはチームメートとともに、渋谷に出かけてスイーツを食べるのが楽しみ。母親が作る特製ダレの巨大なハンバーグも大好物。【川村咲平】=随時掲載 ……………………………………………………………………………………………………… 「優勝できるようにがんばります」。177センチ70キロ、右投げ右打ち 〔都内版〕