テクノクラフトとキヤノンS&S、幼稚園と保育園の安全対策強化と業務効率化に向けた業務提携を締結
株式会社テクノクラフト(以下、テクノクラフト)は、キヤノンマーケティングジャパングループのキヤノンシステムアンドサポート株式会社(以下、キヤノンS&S)と戦略的業務提携を締結したことを発表した。両社のソリューションとノウハウを融合させることで、幼稚園・保育園事業者のDXを加速し、子供・保護者・教員にとって安心・安全な保育環境の実現に貢献することを狙う。 テクノクラフトは、幼稚園・保育園向けにクラウド型の業務支援クラウドシステム(保育ICT)である「コミュなび」の開発・提供を行い、教員の業務負荷軽減に取り組んでいる。 またキヤノンS&Sは、全国の幼稚園・保育園事業者の安全対策強化と業務効率化におけるITシステムの選定・導入・運用・保守までをトータルで支援するサービス「まかせてIT 幼稚園・保育園ソリューション」を2024年6月にリリースしている。 主な業務提携の内容は次の通り。 ・保育ICT「コミュなび」を、「まかせてIT 幼稚園・保育園ソリューション」の業務効率化におけるコアソリューションとして位置付け、全国の幼稚園・保育園事業者への導入および運用を支援する体制の強化 ・テクノクラフトの保育ICT「コミュなび」とキヤノンS&Sの映像ソリューションが連携することによる安心・安全につながるソリューションラインアップの拡充 ・セミナー・展示会の共同開催などを通じた効果的なプロモーション活動 政府はこども未来戦略方針にて「職員配置基準」の見直しや「こども誰でも通園制度」を示し、子供たちの安心・安全な保育環境の実現と、適切な教育と保育の提供に向けた取り組みを進めている。しかし、教員は指導計画や保育要録の作成、午睡や検温の記録、連絡帳の作成や保護者への情報共有など多岐に渡る業務を抱えており、業務負荷の軽減と保育の質向上は大きな課題となっている。 テクノクラフトとキヤノンS&Sは今回の業務提携を通じて、これまで蓄積した保育現場での困り事や業務プロセスの課題解決に向けたノウハウを生かし、全国の幼稚園・保育園事業者におけるDXの実現を支援する体制を強化する。これにより、ソリューションラインアップの拡充を図り、ITを活用したDXと子供・保護者・先生にとって安心・安全な保育環境の実現を目指すという。
こどもとIT,高橋正和