パルマGK鈴木彩艶、エンポリ戦出場も現地では厳しい評価も…「飛び出しがひどすぎる」「髪をかきむしりたくなる突撃」 | セリエA
【欧州・海外サッカー ニュース】パルマに所属する日本代表GK鈴木彩艶は、27日のセリエA第9節のエンポリ戦(1-1)に出場したが、現地では厳しい意見も上がった。 【動画】鈴木彩艶がフル出場!パルマ×エンポリ
前節を終えて6戦連続未勝利で17位のパルマは27日、ロベルト・ダヴェルサ率いる10位エンポリとホームで対戦。35分にオウンゴールで相手に先制点を献上すると、80分にガブリエル・シャルパンティエのセリエA初ゴールで同点に追いつき、直後にはPKで勝ち越しのチャンスも得たが、キッカーのアンジュ=ヨアン・ボニーが失敗して1-1と引き分けた。 合計8ポイントで17位にとどまったパルマの指揮官ファビオ・ペッキアが『DAZN(ダゾーン)』のインタビューで試合を振り返り、逃した勝利を悔やんだ。 「攻略が難しい相手であることは分かっていた。前半は後半と比較してゲームの主導権を握っていないように見えたかもしれない。だがそれでもわれわれは、試合をコントロールしながら脅威となるチャンスを作り出していた。数少ないチャンスで得点につなげたエンポリは素晴らしかった。チームに満足しているが、勝てた試合だったため、当然ながら残念な気持ちだ」 日本代表GK鈴木彩艶は、リーグ戦8試合目となる出場を果たし、危うい場面があったものの、失点をOGのみにとどめてパルマの1ポイント獲得に貢献した。大手メディアの『Sky Sport』が及第点の「6」と採点した一方、『Mediaset』などは合格ラインに満たない「5.5」の評価を下している。 地元紙「Parma Today」も「5.5」と採点。「16分のシーンで空振りとなり、(ジュゼッペ)ペッツェッラに黄金のシュートチャンスを与えた。これは外れたが、その後も髪をかきむしりたくなるような突撃が2回ほどあった。失点シーンについては、これ以上のプレーはできなかった」との見解を示した。 『Eurosport』イタリア版は、これを下回る「5」と採点。寸評では厳しい意見をつづっている。「OGのシーンに関して罪はない。だがまだ、飛び出しがひどすぎる。前半は全て失敗し、後半も、相手にPKをプレゼントしかねないカミカゼの飛び出しでファンを震え上がらせた。絶対にこの点を改善しなければならない」と課題を指摘した。 なお、パルマの次戦は、ミッドウィークに行われる第10節のユヴェントス戦となる。ユーヴェOBでもあるペッキアは、「トリノでの一戦は、フィジカルおよびメンタル両面において限界を超えたパフォーマンスを出すことになるので、エネルギーを回復して臨みたい」と意欲を示した。 試合情報 ユヴェントス vsパルマ 試合時間:2024年10月31日(木)日本時間4:45 会場:アリアンツスタジアム