初弁論から12年 川内原発差し止め訴訟 来年2月に判決 鹿児島
南日本放送
鹿児島県の住民などが「地震などで重大な事故が起きる」として、国と九州電力に川内原発停止を求めている裁判が26日に結審しました。裁判開始から12年。来年2月に判決が出されます。 この裁判は、鹿児島県や全国に住む3060人が国と九州電力に対し、「地震などで重大な事故が起きる恐れがある」などとして、川内原発の運転差し止めを求めているもので、2012年に始まりました。 きょう26日、41回目の口頭弁論があり、原告側は「事故が発生すれば放射性物質が日本列島全体を汚染する可能性がある。避難計画が現実的ではない」と主張して、結審しました。 九州電力は「川内原発の安全性の確保について、裁判所に理解いただけると考えている」とコメントしています。 判決は来年2月21日に出されます。鹿児島地裁で現在、継続中の民事裁判では最も長い、開始から13年で判決が出されることになります。
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