【体験談】「部活をやる意味って何?」大学生が語る部活から学べる4つのこと
中高生で部活に悩んでいるかたへ
大学生の先輩がたは、部活を通じて、活動の楽しさや努力の大切さ、自分で考え課題を解決する力など、多くのことを学んで自身の成長を感じているようです。 ただ、上下関係が厳しくつらい時期があったり、チームスポーツの難しさを目の当たりにしたりと、楽しいだけの部活ではなかったことがアンケートより見てとれます。 今部活に悩んでいるかたも、かつての大学生の先輩がたと同じように、部活の課題や人間関係に苦しみ、つらい状況にあるかもしれません。部活がつらい人は、保護者のかたや信頼できる友達に「今、少ししんどいんだよね」と相談してみるのもひとつの手です。聞いてもらうだけでも心が軽くなることはあります。 また、没頭できる好きなことを思う存分してみて、一度気持ちを部活以外に向けてみるのもおすすめです。部活以外にも、活躍できる場所や心地のいい居場所はきっとあります。
部活で悩むお子さまのために保護者のかたができること
お子さまが悩んでいる姿を見るのは、保護者のかたにとって心が苦しくなりますよね。つい詳しく聞き出したり、求められていなくてもアドバイスをしたりしてしまいがちですが、基本的には信じて見守るスタンスがよいでしょう。 中高生のお子さまは、悩みながら自立・成長している真っ最中です。「困った時は相談してね」「手伝えることがあったら言ってね」と伝えておくと、お子さまのタイミングで相談してくれるでしょう。 日々の食事や差し入れでお子さまを労ってみたり、あえて普段どおりふるまい楽しい会話を心がけてみたりと、お子さまの悩みに対して直接的ではなく間接的な関わり方が、きっとお子さまの励みにつながります。
まとめ & 実践 TIPS
努力の大切さやコミュニケーション力、自分で考え目標達成に向かう力など、多くの学びにつながる部活。部活ならではの経験は、きっと貴重な財産になるでしょう。 ただ、多くを経験するため、悩み苦しむこともあるかもしれません。そんな時は、相談したり、部活から精神的に距離を取ったりしながら、自分ならではの部活との向き合い方を探してみましょう。 保護者のかたは、悩むお子さまを見守り、寄り添うことが、お子さまの大きな心の支えになることと思います。 ※2024年10月に行った進研ゼミ受講経験のある大学生向けアンケート(33人回答)に寄せられた体験談をもとに作成。
プロフィール 海田幹子 2級ファイナンシャル・プランニング技能士。 教育・育児、マネー等について執筆。現在、小学生2人の子育てに奮闘中。