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2023年1月に、スズキがインドで世界初公開した5ドア版ジムニー。同年6月にはインドで、そして12月にはオーストラリアで、それぞれ販売開始となっています。 【写真】この記事の5ドアジムニーの内外装を見るならこちらから 2024年1月に開催された東京オートサロンの会場でも、愛知県の会社が並行輸入した実車が展示され（日本国内で初）、ネットニュースで大きく取り上げられるなど話題となっていますが、はたして、日本には、いついくらで登場するのか? 海外での状況から推測してみましょう。

■後席ドア装備によって、使い勝手も人気も爆上がり!?

ご存じのとおり、海外で販売されている5ドア版ジムニーは、日本ではジムニーシエラとして販売されているモデルがベースです。 そこからさらに、後席ドアのエリアを設けるために、全長を300mm延長し、全長3850×全幅1645×全高1730mmというボディサイズとなっています。前後オーバーハングの変更はなく、全てホイールベースの延長に充てられていますので、これまで正方形に近かったジムニーシエラのサイドビューが、長方形になりました。 インテリアは基本的にはジムニーシエラと同じで、パワートレインも、ジムニーシエラと同様の排気量1.5L直4ガソリンエンジンです。乗車定員は、ジムニーシエラと同様の4人乗りの設定ですが、後席スペースが広がっているため、居住性は向上していることと考えられ、後席用ドア装備によって2列目シートへ簡単にアクセスできるようになり、使い勝手は大幅に向上していることでしょう。 この5ドアジムニーが販売開始となったインドやオーストラリアでは、山間部や砂地、密林、サバンナなどへ乗り入れるレンジャーのような特殊な用途にジムニーを使っているユーザーが多いそうです。が、5ドア版の登場によって、今後は乗用車として使用する新たなユーザー層も狙えるはず。現地での販売台数や予約注文数などは明らかにされていませんが、5ドア版の登場で、ジムニー人気はさらに爆上がりしていることでしょう。