「死をもって抗議する」「百条委員会は続けて欲しい」 死亡した元幹部が音声データなど残していた 兵庫・斎藤知事パワハラ疑惑
兵庫県の斎藤知事の複数の疑惑を告発し、その後死亡した県の元幹部職員が、疑惑についての音声データや陳述書を残していたことがわかりました。 元幹部の男性は3月、斎藤知事によるパワハラなどの疑惑を内部告発し停職3ヵ月の懲戒処分を受け7月、百条委員会に証人として出頭する予定でしたが、7日に死亡しました。自殺とみられます。 関係者によりますと、男性は百条委員会での陳述書や、知事の疑惑に関する音声データを残していたということです。 音声データでは、県内の自治体の首長が地場産品のワインの販売を推し進めたいと伝えた際、斎藤知事が「飲んでみないと分からない」「飲みたいな」などと話す様子が記録されているといいます。 また男性は、遺族に残したメッセージの中で「死をもって抗議する」「百条委員会は続けて欲しい」などと記していました。 音声データと陳述書は12日に遺族から百条委員会に提出されていて委員会は16日の理事会で扱いについて話し合うということです。 厚生労働省は悩みを抱えている人には、1人で悩みなどを抱えずに「こころの健康相談統一ダイヤル」や「いのちの電話」などの相談窓口を利用するよう呼び掛けています。 ▼「こころの健康相談統一ダイヤル」0570ー064ー556 ▼「#いのちSOS」0120ー061ー338 ▼「よりそいホットライン」0120ー279-338 ▼「いのちの電話」0570ー783ー556
ABCテレビ