もう1頭の超大物がジャパンCに来るぞ!キングジョージ覇者ゴリアットが地元前哨戦快勝
今年のジャパンCも最強馬決定戦になりそうだ-。フランスのパリロンシャン競馬場で20日、キングジョージ6世&クイーンエリザベスS覇者ゴリアット(セン4、F・グラファール)がG2コンセイユドパリ賞(芝2200メートル、出走6頭)を快勝した。不良馬場で勝ちタイムは2分28秒65。 【一覧】ジャパンCの予備登録馬 出走馬で唯一、他馬より2キロ重い60キロを背負っての出走だったが、直線は鞍上のクリストフ・スミヨン騎手が持ったまま、左右を確認する絶好の手応え。最後は重賞7勝の実績を持つ英国のヘイミッシュ(コロネーションCなどG1・2着2回)に食い下がられたものの、余力十分に半馬身差をつけてゴールし、大目標のジャパンC(G1、芝2400メートル、11月24日=東京)へ向けた試走を無事に完了させた。 今回は衝撃のパフォーマンスでブルーストッキング、レベルスロマンス、オーギュストロダンをちぎったキングジョージ6世&クイーンエリザベスS以来、約3カ月ぶりの復帰戦。当初予定していたドイツのG1オイロパ賞は直前に回避する誤算はあったものの、コンセイユドパリ賞をステップにするのは、昨年ジャパンCに参戦したイレジンと同じローテーションになる。 セン馬のため、凱旋門賞に出走資格を持たず、今年のフランスでは“凱旋門賞のセン馬への開放”が議論されたほど、キングジョージ6世&クイーンエリザベスSで強い競馬を見せたフランスの最強馬。レーティング125ポンドは今年のロンジンワールドベストレースホースランキング3位で、どの日本馬よりも格上の存在だ。今年のジャパンCは、すでにG1・6勝を挙げるアイルランドのディープインパクト産駒オーギュストロダン(牡4、A・オブライエン)の参戦が濃厚となっているが、もう1頭の超大物も順調にステップレースを消化。このまま無事に来日を果たし、出走することになれば、今年のジャパンCも世界最高峰の戦いを見せてくれることになりそうだ。