「期待外れに」大谷翔平、ポストシーズン打撃不振だった4つの原因とは!? 米メディア「オオタニへの投球は…」
ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手は今季、ポストシーズンで何度か無安打で終わる試合を経験している。レギュラーシーズンで記録したほどの成績を残せていなかったが、それには複数の要因があるようだ。米メディア『ベースボール・アメリカ』が分析している。 【写真】日本人メジャーリーガーの歴代最高年俸ランキング ニューヨーク・メッツとのナ・リーグ優勝決定シリーズ第3戦を終えた時点では、ホームラン2本、7安打、三振率35.1%(37打席で13三振)であり、同メディアは「少なくとも彼の並外れて高い基準からすると、彼の成績は期待外れだった」と評価している。しかし、苦戦の原因は必ずしも大谷自身に問題があるわけではない。 一つ目は「少し運が悪い」とし、何度かホームラン未遂の大飛球があったと主張。二つ目は「左投の投手が多いこと」で、「大谷は、ほとんどの左打者と同様に、右投の投手に対して打つことを好む。大谷は今季、右投の投手に対して打率.322/出塁率.411/長打率.717、奪三振率21.5%を記録。MLB打者の中では、右投の投手に対し長打率トップだ。右投の投手がマウンドに立つと、大谷は大活躍する」と分析している。 3つ目として、大谷は先頭打者で起用されているため「大谷は1試合の中で、最高の先発投手と3度対戦を経験する」という。ポストシーズンに限ると、サンディエゴ・パドレスのダルビッシュ有投手、マイケル・キング投手、メッツのショーン・マネイア投手と対戦した。そして、4つ目は「大谷に対する投球ではストライクゾーンが少ない」ことであり、相手投手が大谷のホームランを非常に警戒していることにある。 同メディアは「大谷のパワーは侮れないため、相手チームは常に慎重に投球する。レギュラーシーズン中、大谷に打たれた投球の39.5%はストライクゾーン内で、残り16.8%はストライクゾーンのすぐ外側、キャッチャーがストライクを捕れることもある境界線上の範囲だった。しかし、ポストシーズンではストライクゾーン内がわずか27.7%で、19.9%はストライクゾーンのすぐ外側だった。つまり、52.4%はストライクゾーンから大きく外れており、4球中3球近くはストライクゾーンから大きく外れているか、ぎりぎりの球だったことになる」と報じた。
ベースボールチャンネル編集部