レアル・ソシエダード久保建英（24年）

＜スペインリーグ：ジローナ0－1Rソシエダード＞◇19日（日本時間20日）◇第10節◇モンティリビ 　【ジローナ＝高橋智行通信員】日本代表MF久保建英（23）の所属レアル・ソシエダードが、今季3勝目を挙げた。昨季3位と躍進したジローナを相手に前半44分、FWオヤルサバルがクロスボールから頭で決勝点を挙げた。 　今月の国際Aマッチ期間でワールドカップ予選2試合（サウジアラビア、オーストラリア）に出場した久保は、2試合ぶりにベンチスタートとなった。後半開始直後にアップを開始し、20分にオスカルソンに代わって出場した。この交代でアルグアシル監督はオヤルサバルをセンターフォワードに移し、久保を定位置の右ウイングに配置した。 　久保はピッチに入るとアクティブに動き、攻撃ではドリブルを仕掛けるタイミングをうかがいながら味方と連携し、守備では前線でハイプレスをかけていった。 　そして終了間際、右サイドで体をぶつけてボールを奪うと、自陣からドリブルを仕掛けて時間を使い、ペナルティーエリア内まで持ち込んでシュートを打った。 　攻撃面で目立つ活躍はなかったものの、特に終盤、1点を守るため守備ブロックの一員となってディフェンスで尽力し、公式戦3試合ぶりの勝利に貢献した。