角田裕毅「新しいフロアは機能していると思う」アゼルバイジャンGP予選12番手、決勝での躍進に照準「タイヤマネージメントがカギ」|F1
2024年F1第17戦アゼルバイジャンンGP予選を終え、予選12番手だった角田裕毅がコメントを発している。 【動画】Q1でノリスがアタックを辞める…選手権2位ノリスが17番手でまさかのQ1敗退 角田は予選Q1を11番手タイムで勝ち上がる。続くQ2ではウィリアムズ、ハース勢と競りながら、12番手となり、Q2で脱落となってしまった。土曜日のセッションを終え、角田は「Q2での敗退は悔しい」と率直に述べている。チーム公式メディアがその言葉を伝えた。 「パフォーマンスの面では期待していたものではなかった。ペースが足りず、ドライビングがかなり難しかったです。それでも全力を尽くしました」 例年、バクーのレースは春先だったが、今季は晩夏~秋に変わったことで、変化も感じているようだ。 「タイヤのデグラデーションの大きさは例年よりも厄介なようで、決勝ではタイヤマネージメントがカギになりそうです」 「モンツァと比べて新しいフロアは間違いなく機能していると思うし、まったく違う感じがします。チームはデータの分析をうまく行っているし、他のトラックでは話が違うかもしれませんが、ここからの数トラックは今回の特性と似ているので楽しみです。パフォーマンスが最大限発揮できるよう、日曜日は落ち着いてできる限りのことをやりたい」
チーム幹部、テクニカルディレクターのジョディ・エギントンはイタリアGPから角田のマシンに搭載した、アップデートの効力にポジティブな見解を示している。 「全体的にはモンツァで導入されたフロアをさらに走らせた結果、そのパフォーマンスが期待通りだと確認され、自信を持つことができた」 「しかし、次に予定されている空力アップデートの重要性は衰えていない。中団争いは非常にし烈を極めるし、小さな改善で大きな成果が得られるからだ」 「バクーはセーフティカーが導入されることも珍しくない。そのため、戦況に応じた正しい判断を下すことが大事になるだろう。我々はその準備ができている」 中団勢のポイント争いが激しくなっている中、角田は選手権7位のハース勢、前のグリッドを2台とも獲得したウィリアムズ勢よりも前でフィニッシュできるのか、アゼルバイジャンGP決勝での奮闘に期待したいところだ。
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