新濱立也、W杯開幕戦で3位「初戦としては手応えのあるレース」
◆スピードスケート◇W杯第1戦 第1日(22日、長野市エムウェーブ) 開幕し、男子500メートルは日本記録保持者の新濱立也(高崎健康福祉大職)が34秒58で3位に入った。ジョーダン・ストルツ(米国)が34秒43で制した。 新濱が今季のW杯初戦を好記録で滑り出した。100メートル通過は9秒64とやや出遅れたが「最後の400メートルで勝負しよう」と冷静に切り替えた。同走のストルツに最後のコーナーでかわされたものの、自国開催のW杯で表彰台を確保。「スタートで思った加速ができない中で、滑りながら修正できた。初戦としては手応えのあるレースだった」と納得の表情を浮かべた。 優勝した20歳のストルツは世界距離別選手権で2年連続で500、1000、1500メートルの3冠を達成するなど規格外の強さを見せている。新濱も「いろんな種目が滑れる才能のある選手で若く、勢いもある。多くの選手が刺激をもらっている。大きな存在」と敬意を表した。最大のライバルに挑みながら、自身を引き上げていく。
報知新聞社