混合ダブルス　ポイントを奪い渡辺（手前）とタッチを交わす田口（撮影・藤尾明華）

＜バドミントン：全日本社会人選手権＞◇第1日◇7日◇鳥取産業体育館◇混合ダブルス2回戦 【写真】笑顔でタッチを交わす田口真彩と渡辺勇大 　23年世界ジュニア選手権女子ダブルス王者の田口真彩（18＝ACT SAIKYO）が、混合ダブルスでオリンピック（五輪）2大会連続銅メダルの渡辺勇大（27＝BIPROGY）とペアを組み、2－0（21－8、21－13）のストレート勝利を収めた。第1ゲーム（G）から21－8、21－13と連取し、白石大智、若林真名組を圧倒した。 　試合を通じてミスはあったものの、身長165センチの高さと長い手足を生かした動きで広範囲に対応。注目の初陣で存在感を発揮した。 　ペアを組んだ渡辺も、相方のプレーに言及。「フィジカルやスキルは申し分ない。本当に素晴らしい選手なので、僕が足を引っ張らないようにやるだけ」と高く評価した。 　田口は所属先の意向のため取材に応じなかったが、代わって小宮山元監督がプレーを振り返った。報道陣や大会関係者などからこの日一番の注目を浴び「緊張していた。最後まで硬かった」と苦笑いで総括。大会前には渡辺と4日間みっちりと練習したといい「（田口は）動きのスピードがある。渡辺選手も動きが速いのでテンポ的には合う」と評した。一方で細身の体格とあり「まだ力が（足りない）。パワーをつけていかないといけない」と課題も口にした。 　2人は今大会が初のペアでの出場。10月の国際大会にもエントリーしているが、現時点で正式なペア結成の見通しは立っていない。【藤塚大輔】