【RIZIN】浅倉カンナ、突然の引退発表の理由は「試合をするのがしんどい」「前回の試合で燃え尽きちゃった」それでもラストマッチに臨む理由
2024年7月28日(日)さいたまスーパーアリーナで開催された『Yogibo presents 超RIZIN.3』にて、9月29日(日)さいたまスーパーアリーナで開催される『RIZIN.48』の対戦カードが発表された。 【写真】リング上で最後の相手・最強女王の伊澤星花と向き合った浅倉カンナ 浅倉カンナ(パラエストラ松戸=26歳)が現役引退を表明。「ラストマッチ」としてRIZINスーパーアトム級王者・伊澤星花(Roys GYM)と戦う。 発表後、浅倉は自身のYouTubeチャンネルを更新し、引退の理由を明かした。 「9月に試合が決まりました。伊澤選手と、現チャンピオンと試合が出来ることを嬉しく思います。そして次の試合で私の格闘技人生最後の試合になります」と、10年の格闘技人生を締めくくると告げる。 その理由は、「正直な話なんですけれど、前回のV.V Meiさんとの試合もこれを受けるかどうか凄い悩んでたの。試合するのがしんどくて。また自分頑張れるのかな、この試合に向けて本気で全力で出来るかなみたいなことを悩んでいて。でもみんなにやった方がいいよって言われて、やるって決めたんだけれど、決めたからにはやるしかなくて。 だから正直、その試合が最後でいいと思って自分の中で勝手にやったの。そうでないと全力で出来ないかもしれないと思って。Meiさんとの試合を本当に何一つ妥協せずにやり切ったの。それで勝ったら気持ちが変わるかもしれない、勝っても気持ちが変わらないかもしれない。でもそれは試合をしてみないと分からないからとりあえず全力でやろうと思って。で、前回の試合に挑んだわけですよ。結果、勝つことが出来ました。 なんだけど、本当に気持ちが何も変わらなかったの。シンプルに試合がしんどくて。今までは試合が楽しめていた部分があったんだけれど、楽しめてもいない。勝った時に湧き上がるものがあるじゃん、よっしゃ次は誰々とやりたいみたいな。そういうのもない。で、しかも最後って決めちゃっていたから燃え尽きちゃったの。これはもう1回同じこと出来ないかもって」と、試合をするのがしんどいと思うようになったことと、前回の試合で燃え尽きたことを理由としてあげた。 それでもラストマッチとしてあと1試合やることにしたのは、「結局それって自分だけの考えだから、今まで応援してくれていた人たちとか、サポートしてくれたスポンサーさんもそうだし、ジムのみんなとかいろいろ考えた時に、これで終わったらモヤモヤしたまま終わっちゃうかなと思って、最後もう1試合頑張ろうって」と、応援してくれた人たちのためにけじめとしてラストマッチをやろうと決めたという。 「2~3年モヤモヤしていた。格闘技は好きだけれど試合がしんどい」と、かなり前から悩んでいたことも告白。その後、後悔していること、一番楽しかった試合、一番キツかった試合などをあげ、話はラストマッチの伊澤戦へ。 「強いんだよね。すんごい強くて、正直指名したけれど最初はどこまでいけるんだろう、みたいな。どうやったら勝てるんだろうとかそのレベルだったんだけれど、やっていくうちに最後絶対に勝ちたいので勝って終わりたいし、今はもう勝つ気持ちでいる」と、今は最強女王に勝って格闘技人生を締めくくりたいとの気持ちに変わったとした。 そして「めっちゃいい格闘技人生でした。1ミリも後悔ない。本当にめっちゃ恵まれた最高の格闘技人生だったなと思うので、最後ね、それをもっといいものにしたいのがあります」と、最高の形で終わるために全力を尽くすと誓った。
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