使命は環境保全と子育て支援。キッズリユース『ふくちゃんリユスタ』が見る社会の未来像
――イベントの開催のほか、認知拡大・ファン獲得のための施策はありますか? 主にインスタグラムの運用を強化しています。具体的には、1アカウントにつきフィードとリールをあわせて週に4~7回程度、ストーリーズは少なくとも1日1回は投稿するようにしています。昨年11月に名古屋御器所店がオープンしたのですが、約半年後にフォロワーが5,000人を超えたあたりから、売り上げが3倍に伸びました。フォロワーやインプレッション増加が集客・売上に比例しているのは肌で感じております。 ストーリーズの投稿については現場で働くパート社員が担当しており、一定のマニュアルを作成したうえで運用していますが、店舗ごとに現場の声を反映させているんです。 例えば、2人乗りのベビーカーを探しているお客さまがいれば、入荷した際にお知らせを投稿するなど、リアルタイムでお客さまのニーズに応える工夫をしています。インスタグラムには、こうした相互コミュニケーションが図れる素晴らしさがあり、お客さまとの距離を縮めるだけでなく、パート社員たちにとってもやりがいを感じられる施策です。
持続可能な社会を目指して、環境保全と子育て支援に注力
――リユース事業は持続可能な社会の形成に寄与するものですが、改めて『ふくちゃんリユスタ』のSDGsへの取り組みについてお聞かせください。 “サーキュラーエコノミー”という言葉がありますが、その最先端を担っているのがリユース分野ではないかと思います。リユースは、今ある物を再度使ってもらうことで大量生産をする必要がなくなり、廃棄物の削減につながるものです。これにより、CO2排出などのエネルギー消費の抑制にも貢献できるため、一番身近にある持続可能なアクションといえるでしょう。 また、買い取りした商品は、植物由来の再生可能な成分で作られた洗剤で洗濯しています。リユースを軸にした事業を展開している私たちだからこそ、こうした小さな取り組みから地球環境にも配慮した運営を意識しなければなりません。