竹田麗央が岩井明愛と山下美夢有を一歩リード! 大会最少ストローク更新でメジャー初Vか⁉︎【ソニー 日本女子プロ選手権】
女子ゴルフの今季国内ツアーメジャー第2戦、ソニー日本女子プロゴルフ選手権第3日が7日、沖縄県名護市のかねひで喜瀬カントリークラブで行われ、単独首位から出た21歳の竹田麗央が5バーディ、2ボギーの3アンダー69で回り、通算16アンダーで単独トップを守った。最終日は初日から首位を譲らない完全優勝で初のメジャー大会制覇と今季6勝目、通算でも6勝目を目指す。岩井明愛が3打差の通算13アンダー2位、山下美夢有、阿部未悠、藤田さいきが通算12アンダーで3位に並んだ。最終日はメルセデスランキング1位・竹田、2位・山下、4位・岩井の年間女王争いも絡み、最後まで目が離せない展開になりそうだ。 3日目の上位争い
「後半3つ取れたのは大きかった」(竹田)
竹田は危なげないプレーで初のメジャー優勝へ王手をかけた。 前半2つのボギーを叩いたが、後半で3つのバーディを奪い、2位との3打差を死守した。 「前半がチャンスについていたけど、1番しか(バーディを)取れなかったのがもったいなかった。明日に向けてしっかり修正してやるだけかなと思います」 この日は2位の岩井に3打差をつけてスタート。出だしの1番で2メートルを沈めて、幸先よくバーディ発進を決めた。3番で3パットのボギーをたたき、8番でも3パットボギーとピンチに立たされたが、動じなかった。 9番でバーディを奪ってバウンスバックを決めると、後半は調子を取り戻した。12番パー5でグリーン右奥のラフから58度のウェッジで1メートルに寄せてバーディ。14番パー3は6番アイアンで5メートルに乗せてスコアを伸ばした。最終18番はグリーン右手前のバンカーから2メートルに寄せてバーディフィニッシュを決めた。 「5番で短いパーパットを外してから、あまり(パッティングの)ストロークがよくなかったで、その中で後半3つ取れたのは大きかったと思います」 13番パー4ではスーパーパーセーブを披露した。第2打をグリーン右手前の深いラフに外し、ボールの頭がかすかに見えている状態。ここからピンまで20ヤードを思い切りよくカット目に振って、ベタピンにつけ、ギャラリーを大いに沸かせた。