38歳の上田桃子が今季限りでのツアー撤退を表明「次のステップへ」
女子プロゴルファーの上田桃子が3日、自身のInstagramを更新した。2024年シーズンをもって「突っ走ってきた足を、一旦止めてみようと思います。残りの数試合、最後まで私らしく駆け抜けます!」と記した。 【画像】2007年大会で米ツアー初優勝を飾った上田桃子 「これからどういう未来が待っているかわかりませんが、たくさん考えた末、次のステップへ歩き出そうと思います」 ツアー17勝の上田は2005年にプロ転向し、07年「ライフカードレディス」で初優勝。同年に5勝を挙げて史上最年少(当時)の21歳156日で賞金女王に輝いた。同年は日米共催「ミズノクラシック」(現TOTOジャパンクラシック)も制し、翌シーズンから米ツアーに参戦した。 生涯獲得賞金は歴代6位(10億9476万4906円)を誇るが、2022年「富士フイルム・スタジオアリス女子オープン」を最後に優勝からは離れており、今季は28試合をプレーし、年間ポイントレースでは来季シード圏内の45位につける。 次週「伊藤園レディス」(千葉・グレートアイランドC)、翌週の「大王製紙エリエールレディス」(愛媛・エリエールGC松山)にエントリーしている。
<Instagram全文> プロになって今年で20年。 ゴルフを大切にし、ゴルフを中心に過ごしてきました。 たくさんの方々に出会い、様々なことを学び、経験しました。 チームの皆んなをはじめ、色んな方に支えていただいた20年でもあります。 楽しい思い出も苦しい思い出も20年分味わうことができました。 そんな私ですが、2024年シーズンをもって、突っ走ってきた足を、一旦止めてみようと思います。 10歳から始めたゴルフなので、私は28年間ゴルフと共に生きてきたことになります。 そんな私に、これからどういう未来が待っているかわかりませんが、たくさん考えた末、次のステップへ歩き出そうと思います。 昨日の自分を越える!ことを大切にしていたので、日々自分と向き合い続けることはできたかなと思っています。 ゴルフのおかげで、人生をより濃く生きてこられたと思うし、何よりも、すごく好きなことを仕事にできて幸せだったんだなーと感じています。 いつの日かまたフラッとゴルフ場に現れるかもしれませんが、その時は笑ってお会いできたらうれしいなと思います。 チームの皆んな、良いときも悪いときも寄り添ってくれて、一緒に戦ってくれてありがとう。 心強いサポートをしてくださったスポンサーさん、心から感謝しています! 応援していただけることが私のパワーの源でした。 本当にありがとうございました。 ファンの方々、いつも暖かい声援をくださった皆さま。 皆さんのおかげで、きつい時も前を向くことができました。 たくさん応援していただき本当にありがとうございました。 これまで共に戦ってきた先輩方、後輩たち、海外でも出会い戦い合えた仲間やキャディさん方。 皆んなのおかげで素晴らしい思い出ができました。 ありがとうございました。 最後に、家族。 1番の味方で居続けてくれたおかげで、自信がなくなる時も下を向きそうな時も、必ず這い上がる!と前を向けました。 ゴルフのおかげでたくさん思い出を共有できて家族の絆がより濃くなったと感じています。 本当にどんな時も支えてくれてありがとう。 残りの数試合、 最後まで私らしく駆け抜けます! すべての皆様に対して、「ありがとう」の言葉以上の言葉が思いつかないので、「ありがとう」を、たくさん伝えたいです。 ほんとうに、ありがとう。 上田桃子