カーテンを閉めず排泄介助など3件を虐待認定 障害児向け施設の指定管理者「人権や尊厳に対する認識が甘かった」 愛知・岡崎市
愛知県岡崎市にある障害児向け施設で、看護師がほかの人から見える状態で利用者の排泄介助をしていたなどとして、県は虐待と認定しました。 愛知県によりますと、3件の虐待が認定されたのは岡崎市の「愛知県三河青い鳥医療療育センター」です。 この施設では今年4月、20代の女性看護師が利用者の排泄介助をカーテンを閉めずに行い、家族から施設に改善の申し入れがあったということです。
また、今年5月、40代の男性看護師が、未就学男児のおむつ交換をついたてを立てるなどせず、ほかの子どもがいる部屋で行っていました。 これをうけ、男性看護師は注意を受けていましたが、今年6月、10代の女児の部屋で目隠しのカーテンを閉めずに排泄介助をしたということです。 施設は県が委託した指定管理者が運営していて、「障害者の人権や尊厳に対する認識が甘かった」として、今後、プライバシー確保などの研修を行うとしています。 また、第三者委員会を設置して改善計画を取りまとめ、再発防止に向けた取り組みを進めるとしています。