2025年最高のスタートを切るために! 読んでおきたいビジネス書5選【まとめ】
3.センスがないと悩んでいる人、必見! 誰もがクリエイティヴになれる“インプット習慣”の指南書
誰も見たことのない企画やクリエイティヴな発想で人々を魅了する、天才クリエイターたち。本書は、そんな天才に近づくための習慣づくりの指南書である。 天才は、ひらめきに頼らずアイデアを生みだす「仕組み」を持っており、その優れたアウトプットの質と量はインプットで決まる。つまり、“優れた入力”を常に意識した生活を送ることができれば、誰もがクリエイティヴになれるというのが、国内外の超一流クリエイターと膝を突き合わせてきた著者の知見だ。 30年近くテレビ業界に身を置き、さまざまなコンテンツに携わってきた私も、何度もうなずきながらページをめくった。ユニークだと思ったのは読書や芸術、音楽のインプット法に留まらず、口からのインプット=食事にまでも言及している点。 『インプット・ルーティン 天才はいない。天才になる習慣があるだけだ。』 菅付雅信 著 ダイヤモンド社 ¥1,760
4.HIKAKINらYouTuberを人気職業に押し上げた、UUUM創業者の“アナログ”すぎる仕事術
遊び半分で芸人のネタの相談にのり、その活動をサポートしていたらいつの間にか「放送作家」と呼ばれ始めた経験があるからかもしれない。まるで吸いこまれるように本書に手が伸びた。 まだYouTuberという職業がなかった11年前、HIKAKINらの活動を支える「名前のない仕事」を始め、UUUMを創業から約4年で上場に導いた鎌田和樹氏。彼の仕事術、人間性とはどんなものだろう? 興味をそそられながらページをめくると、面食らった。IT社長という先入観から、ビジネスも人材育成も超合理主義な思考の持ち主かと思いきや、実に人間臭いアナログな人物だったからだ。 『名前のない仕事 UUUMで得た全知見』 鎌田和樹 著 ダイヤモンド社 ¥1,760
5.なぜ若手社員は突然辞めるのか? Z世代45万人のデータから分析したマネジメント方法論
探し求めていた枕にようやく出合えたような感覚と言えばいいだろうか。捉えどころのなかったZ世代の実相がすっぽりと頭に収まっていく、そんな読書体験だった。 「なぜ若手社員は突然辞めるのか」「戦力として定着しないのか」といった企業課題をZ世代の深層心理から分析し、うまくマネジメントする方法論が、本書にはぎっしり詰めこまれている。 なかでも私のページをめくる手を勢いづけたのは、20年にわたり延べ45万人の若手社員から集積したというビッグデータ分析の面白さだ。Z世代はゆとり世代に比べて「決断力」が著しく低いが、ルールに則って行動したり忍耐強く仕事を進めたりする「慎重力」は極めて高い。 『Z世代の社員マネジメント』 小栗隆志 著 日本経済新聞出版 ¥2,200