ラックスに続くド軍の“トレード候補3人”をMLB公式が紹介「レギュラーとしてプレータイムを得る方法を見るのは難しい」
ワールドシリーズ制覇後も先発投手ブレイク・スネルの獲得、テオスカー・ヘルナンデスの再契約など戦力の維持、向上を続けているMLBロサンゼルス・ドジャース。1月に入ってからもギャビン・ラックスをトレードに出すなど、ポジションの整理を進めている。今後もリリーフ投手など補強ポイントが残っている中、その代償となる“トレード候補”3選手をMLB公式サイトがピックアップした。 【画像】BBWAA主催晩さん会に登場!ファンが歓喜したタキシードを着用した大谷翔平を特集! 1人目はユーティリティプレイヤーの34歳クリス・テイラー。今季はドジャース在籍9年で移籍初年度と短縮シーズンを除き最少の87試合のみの出場にとどまり、打率.202、4本塁打、23打点、長打率.300、OPS.598と成績も苦しんだ。 同サイトは「最高の状態では、汎用性の高いベンチバットになることができる」と評価しつつも「LAがテイラーと、例えばまだフリーエージェントであるキケ・ヘルナンデスの両方をロースターに抱えることは難しい」と放出候補であるとの考えを示した。 そして内野手ミゲル・ロハスの名前も挙げており、今季ムーキー・ベッツの代役で遊撃手として順調なシーズンを送り、安打を記録した試合で24連勝と「不敗神話」を打ち立てるなど着実にチームに貢献。今オフにドジャースがオプションを行使し、残留が決まった。 しかしテイラーと役割が被ると指摘。「ロハスは最近のオフェンスの実績も優れているが、テイラーのスピードとディフェンスの多様性は、ロールプレーヤーとして適している」と必ずしも優先順位が高いわけではないと評価した。 そして最後に2023年のナ・リーグ新人王投票3位に選ばれたものの、今季マイナーリーグでシーズンの大半を過ごした外野手ジェームズ・アウトマンの名前を挙げた。外野手ポジションにはマイケル・コンフォートやトミー・エドマン、テオスカー・ヘルナンデスが入ると予想。アンディ・パヘスも活躍を続けており、「アウトマンがレギュラーとしてプレータイムを得る方法を見るのは難しい」と綴っている。 一方で「2024年シーズンが異常値であることに賭けることもでき、環境の変化から恩恵を受けることができる選手としてパッケージ化することもできる」と他チームへの売り出し方も考えられると前向きに締めた。 構成●THE DIGEST編集部