バービーと付き合うまで選挙に行ったことのなかった僕が「投票に行きたい」と思った理由
2021年4月にフォーリンラブのバービーさんと結婚し、2024年8月に第一子の誕生を自身のSNSでも報告した会社員のつーたんさんの連載「#nofilter」(毎月14日公開予定)。今回は、先月行われた衆議院選挙に続き、アメリカの大統領選挙もあり、ここ最近メディアでよく話題に上げられる選挙について。子どもが産まれたことを機に、選挙をはじめ政治に対する意識がより高まっているというつーたんさんが、初めて選挙に行った日のことを振り返ります。初投票はバービーさんと交際を始めてからとのことで、その理由などを率直に綴っていただきました。 【写真】 今年夏に生まれた娘と愛犬とともにお散歩に出かけたバービー家のひとコマ
選挙に初めて行ったのは約5年前のこと
先日行われた衆議院選挙は、子どもが生まれてから初めての選挙となった。ベビーカーでの外出にも慣れてきたので、投票所が混雑する前にといつもより早起きをして親子3人で投票所へ出向いた。投票用紙を手に持ちながらベビーカーを押す妻を見ていたら、なんだか感慨深く、僕が初めて投票に行った日のことを思い出した。 僕が初めて選挙に行ったのは、実は妻とお付き合いを始めてからだ。ちょうど一緒に住み始めた頃だったと思う。今から5年ほど前、僕は29歳だった。今回、こうして「選挙」をテーマにエッセイを書いているわけだが、恥ずかしながら僕が選挙に行くようになってから日は浅い。 それまで何か明確な理由があって投票に行かなかったわけではない。毎度、都合よく外せないスケジュールがあったわけでもない。正直に言うと、僕は政治や選挙にあまり関心がなかったのだ。元々、社会問題には興味はあったが、政治となるとどこか他人任せで当事者意識はまるでなかった。 「長らく与党は自民党だなぁ」「消費税が上がるのは困るなぁ」こんな具合で、政治や選挙を自分ごととして捉えていなかった。今思えば、なんとも恥ずかしい話だ。投票に行くくらいなら、30分でも長く昼寝していたいし、SNSサーフィンを楽しみたい。わざわざ着替えて、投票所まで出向こうと思える動機が当時は見当たらなかったのだ。