「この国はもう少しエネルギーについて真剣に考えたほうがいい」小池都知事会見12月16日(本文2完)
デジタル田園都市国家構想案への受け止めを
記者:日本経済新聞の牛山と申します。国の動きについてなんですけれども、本日、国のほうでデジタル田園都市国家構想についての案が発表されました。東京圏への人口の移動に、ある程度流入に規制をかけるですとか、逆に流出を促すですとか、そういった内容が含まれていたかと思います。都市の競争力みたいな話もある中で、知事の受け止めと、どうしてほしいとか、そういうお考えがあれば伺えればと思います。 小池:デジタル化を進めるというのは、都民の利便性、国民の利便性につながるものという意味で同意をいたします。というか、もっと早くやればいいのにと思っておりました。一方で、一極集中の是正で人口の移動うんぬんで、東京から引っ張ってくるということを国内のパイだけで考えていることが、そもそもの間違いだと思います。いかにして世界から魅力ある国として、ぜひ日本で仕事をしてみたい、日本でやってみたいというような、才能のある方々を引きつけるような、そういう努力をせずして、東京という日本の中のパイの切り分けを言っているようでは、その効果は薄いものと申し上げておきたいと思います。 記者:ありがとうございます。 小池:はい。じゃあ、今日はこれで終わります。 (完)【書き起こし】小池都知事会見12月16日