「この国はもう少しエネルギーについて真剣に考えたほうがいい」小池都知事会見12月16日(本文2完)
「ただいま東京プラス」と「もっとTokyo」、延長を判断した理由は
記者:ありがとうございます。TOKYO MXの白井です。旅行支援について伺いたいんですが、きのう東京都が「ただいま東京プラス」と「もっとTokyo」を1月から3月まで再開というか延長ですね、延長すると発表したんですが、延長の判断に至った理由と、あと今回の旅行支援を使って都民に冬の旅行をどのように楽しんでほしいか、こちらをお願いします。 小池:感染拡大の防止、そして社会経済活動の回復との両立を図るという観点から、今回の、年明け1月1日からの再開の発表ということを昨日させていただいております。これは、いろんなこれからのシミュレーションやAIなどを活用した予測などが出てくるかと思いますが、1月10日ぐらいの状況が、感染状況がどういうふうになっていくのか、感染の状況と専門家の意見を踏まえまして、適切に判断をしていきたいと考えております。 記者:すいません、それともう1点、ちょっと話はまったく変わるんですけども、今週、豊島区の高野区長が会見で、西武池袋本店の低層についてヨドバシカメラが入ることに対して反対を表明されたんですけれども、高野区長ともこれまで親交が、やはり池袋の、地元選挙区でもある小池知事から、この動きをどのように見てらっしゃるのか、ご所感をお願いします。 小池:区長はこれまで、池袋というと暗いとか汚いとか怖いとか3Kだ、それをアートの力で変えるんだって言って、これまで、あそこは都の芸術劇場もございますけれども、あそこの隣にグローバルリングっていうのをつくられたり、これは西口ですね。東口のほうもグリーン大通りなど、そこに電気バスを通すとか、本当にこれまでの池袋のイメージを大きく変えてこられたという、成果を上げてこられた。そういう思いの中で、ずっと電気街になっていいのかという率直な思いを述べられたんじゃないかなというふうに思います。 せっかくあそこはアニメもいろんな集積もしていますので、アニメもサブカル、アートの一翼を担っているということからも、そういった何か、やはり象徴的なまちづくりとしてのご自分の思いと、それから、いろいろ時代の変化によって流れが、いろんな流れが出てくる中での思いを込められておっしゃったのかなというふうにみておりました。