チューダー定番モデルに“ブルー”登場【クロノグラフ×ダイバーズの融合】高精度キャリバー搭載
スイスの時計ブランド“TUDOR(チューダー)”は、ブティック限定モデル“ブラックベイ クロノ”に新色・ブルーを発表。銀座・渋谷・大阪・金沢・広島・福岡のブティックで順次発売する。 【画像】新色“ブルー” サブダイアルのコントラストが映える文字盤
ブラックベイ クロノは1970年代にブランド初として登場したクロノグラフと54年以来、進化し続けてきたダイバーズウオッチの伝統を融合させたモデル。コントラストの際立つサブダイアルやコラムホイールと垂直クラッチを採用した高性能自動巻きマニュファクチュールキャリバーを搭載する正統派のスポーツクロノグラフだ。
チューダーにとってブルーは特定の色を表すのではなく、チューダーの美学としての永続性を示すものとされる。何十年にもわたってあらゆるデザインに様々なブルーを取り入れてきたことから、自身をブルーの先駆者とし、全ラインにブルーを取り入れることでブルーへの熱い思いを示している。 ブラックベイの美学に忠実にデザインした新作“ブラックベイ クロノ”は、69年以来、チューダーのアイコンとなっている“スノーフレーク”針を採用。また、3時位置と9時位置にはブルーの文字盤に際立つシルバーのサブダイアルを、6時位置にはデイト表示を配置している。
41mm径のステンレススチールケースは、サテンブラッシュド仕上げとポリッシュ仕上げを施しており、リューズには面取りされたラグとチューダーローズを刻印している。さらに、プッシャーは初期のチューダーのクロノグラフから着想を得たデザインに仕上げられた。 ステンレススチール製固定ベゼルにはブルーのアルマイト加工インサートとタキメーター目盛を備えたており、スポーティクロノグラフの外観と機能性の高さを表している。 ブレスレットはフィット感に優れて高級感のある5列仕様で、チューダー独自の“T-fit”アジャスティングシステム付きクラスプが付属している。工具なしで、8mmごとの長さを5段階で調節可能。また、クラスプに採用したボールベアリングにより、心地良い触感やスムーズな操作性を実現した。 搭載するムーヴメントは自社製の“Cal.MT5813”で、時・分・秒、クロノグラフ、日付け機能を備える。また、オープンワーク仕様になったタングステン製ローターはサンドブラストとサテン仕上げ、ブリッジとメインプレートにはサンドブラスト加工とレーザー装飾を交互に施すなど、他のマニュファクチュールキャリバーと同様の特徴的な仕上げを施している。 ムーヴメントは約70時間のパワーリザーブを搭載するほか、耐磁性シリコンバランススプリングを採用し、スイス公認クロノメーター検査協会(COSC)の認定を取得している。なお、チューダーではCOSCの認定基準である、日差の平均(ケーシングしていない状態で-2、+4秒)より高い基準を設け、腕時計として組み上げた状態で日差-2、+4秒を実現。すべてのチューダーの製品と同様、数々のテストを経た堅牢性と精度を確保した。 販売価格は79万2000円。ブティック限定となっている。
文◎Watch LIFE NEWS編集部