【競泳】3度目の五輪決めた池江璃花子 「ノミになってみよう」発言の真意とは
競泳・女子100mバタフライでパリ五輪代表に内定した池江璃花子選手が、「ノミになってみよう」と発言した真意を明かしました。 【画像】女子100mバタフライでパリ五輪代表内定した池江璃花子選手 18日に行われた五輪代表選考会のバタフライ決勝では、派遣標準記録を突破し2位に入った池江選手。3位の松本信歩選手とは、わずか0.01秒差という僅差でパリへの切符を獲得しました。「あと0.01秒遅かったらと思うだけでその日の夜はまったく寝られずで。『あと0.01秒遅かったらどうしよう』という気持ちでいっぱいで。今でもまだちょっとソワソワしてる感じです」と心境を語りました。 池江選手はリオ五輪で日本人選手最多の7種目へ出場し、100mバタフライで5位入賞。2019年に白血病を発症し競技から離脱を余儀なくされましたが、10か月に及んだ入院生活を経て復帰を果たすと、東京五輪では400mリレーなど3種目に出場し活躍しました。 「世界のトップレベルの選手たちに追いつこうという気持ちがあるだけで強くなれる気がする」と、昨年10月からは練習拠点を“競泳大国”オーストラリアに移した池江選手。大会直前の公開練習の際には「ノミになってみよう」と謎の発言がありました。 その真意について池江選手は「ノミって普通に跳ぶとすごくジャンプできるんですけど、蓋をされてしまうと蓋に届かないようにジャンプするようになるそうで。解放してあげて、他のすごくジャンプするノミたちと一緒に跳ぶことによって、またそのノミは同じ高さを出すことができるようになるというので、私も拠点を変えてトップの選手たちと泳げる機会が増えたので自分もノミになったつもりで、そういう選手たちと同じくらい高いジャンプをしたいなと思った」と明かしました。 オーストラリアで充実した練習を積み「少しずつ高く跳べるようになってきているんじゃないかなと思う」と手応えを感じている池江選手。「やっとスタートラインに立てたので全力でチャレンジャーとして戦いに行きたいと思います」と、4か月後の本番へ意気込みを見せました。 (3月24日放送の日本テレビ『Going!Sports&News』を再構成)