FAの阪神・大山悠輔が残留発表「もう一度、日本一を達成したい。歓声が忘れられない」
阪神から国内フリーエージェント(FA)権を行使した大山悠輔内野手(29)が29日、兵庫県西宮市の球団事務所で会見し、「自問自答する日々だったが、来年からもタイガースでプレーすることを決めた」と残留を表明した。阪神とは、5年総額17億円プラスで出来高払いの契約を結んだ。 【写真】FA宣言していた大山悠輔「本当に悩みました」 巨人と争奪戦になっていた大山に対し、巨人は阪神を大きく上回る条件を提示していたとみられる。残留を決めたのは「今日です。昨日(28日)、選手納会をして、いろいろ話す中で思うことがあった」と語った。 決め手について、大山は「一番(の理由)が多すぎる。いっぱいある」と説明。「監督、コーチ、スタッフ、裏方の皆さん、そしてチームメート。もう一回、優勝、日本一を一緒に達成したい」という思いとともに、「一番忘れられないのは、日本一の地鳴りのような歓声、あの感動が忘れられない。それをもっともっと感じたかった」と、すがすがしい表情を見せた。 大山は、13日にFA宣言し、残留も選択肢にあるとした上で「他球団からの評価を聞きたい」と話していた。白鷗大からドラフト1位で2017年入団。18年から7年連続で2桁本塁打をマークし、23年には最高出塁率のタイトルを獲得した。(金額は推定)