大外刈り直伝 パリ五輪「銀」村尾さん 羽咋で柔道教室
五輪メダリストによる柔道教室は27日、羽咋市武道館で開かれ、パリ五輪90キロ級銀の村尾三四郎さんとシドニー五輪100キロ級金の井上康生さんが県内の小中学生約210人を指導した。 小学生の部には約120人が参加した。村尾さんはパリ五輪でも相手選手を倒した得意技の大外刈りを実演し、「技を仕掛ける時は真っすぐに入って」「相手の体勢を崩すのが大事」と児童に教えた。井上さんは上達に向けたウオーミングアップや乱取りの方法を指導。東海大柔道部の上水研一朗監督は柔道に取り組む心構えを説いた。 最後は、村尾さん、井上さんと児童代表が試合形式で技を掛け合った。村尾さんと組んだ邑知少年柔道教室の松浦祐樹さん(羽咋小6年)は「教えてもらった技術を試合で生かしたい」と話した。中学生の部も開かれた。 教室は能登半島地震の被災地を応援しようと、羽田タートルサービス(東京)が主催した。県柔道連盟や東海大柔道部後援会の松柔会などが主管した。