「U-1グランプリ2014」うどん日本一決定戦開催、万博記念公園で23日まで/大阪
日本初、うどん業界最大級のイベント「U-1グランプリ2014」が昨年に続いて、今年は「万博記念公園・お祭り広場」で19日から始まった。第1回は東京・代々木で開催されて大好評だったようで、今回はさらにグレードアップして開催の運びとなった。
各地で人気のうどん店が出店
これは「見て・食べ・感じ・そして楽しむ」をテーマに、身近な「うどん」の魅力に触れられる5日間のイベントだ。しかも、日本一の人気うどんが審査によって決定される。 優勝賞金100万円! 審査方法は、売上部門、評価部門、審査部門の3つの部門ごとに成績をつけて合計点を合わせた総合部門で競いあう。ちなみに評価部門はお客が食べたうどんの人気投票になっているので、お客の一票が重要な役目を果たすことになる。 今回、日本全国からエントリーしたうどん店は、18店。まさに渾身の一杯が大阪に集結したわけだが、どのうどんも魅力的なものばかり。 大阪から出店したのは、「黒うどん専門店 はるはな庵」(大阪市西区)、大阪肉味噌ぶっかけうどんの「手しごとうどん工房はちまん」(堺市)、九州産黒毛和牛使用すきみぶっかけ玄うどんの「本家さぬきや」(泉大津市)、備中手延べうどんの「手延べうどん・利乃利」(東大阪市)の4店舗。他にも奈良、福岡、愛知、神奈川、北海道、大分、三重、東京と、地元で人気のうどん店が店を出している。ほとんどが一杯500円で、気軽に食べられるのもうれしい。
うどん文化をさらに深め、社会貢献の一端を担いたい
なかでも、注目したいのは、イカスミを使った「黒うどん」だ。鹿児島豚と淡路玉ねぎをとろとろに煮込み、独自のスパイスを配合した「煮豚スープカレーうどん」はちょっと異色。 さらに、「すさみぶっかけ玄うどん」は、九州産黒毛和牛をすき焼きふうに調理してあって、うまいこと。「冷しスタミナとまとうどん」(東京都)も珍しいし、「箱根 俺のうどん」にはいきなり行列ができていた。 「このグランプリは、うどん文化をさらに深め、進化や活性化をさせ、社会貢献の一端を担いたいと考えています。同時に家族で楽しんで頂けるように、様々な催し物も計画しました。うどんグランプリとともに、楽しんで下さい」(社団法人U-1グランプリ) 実際、大道芸や大阪プロレス、音楽ライブなども実施されており、1人でもカップルでも、ファミリーでも楽しめる一大イベントとなっている。 果たして優勝はどの店に? 期間は23日まで。場所は万博記念公園「お祭り広場」で入場無料(別途自然文化園入園料必要)。詳しい内容や各うどん店の情報は、「U-1グランプリ2014」公式サイトで。 (文責/フリーライター・北代靖典)