【自分・夫が借りた奨学金の返済】返済期間が延長できる?わが子の教育費はどうするの?
大学や専門学校など、進学費用の頼みの綱となる奨学金制度。実際に利用した人は、その後どうなっているの? 『サンキュ!』読者で、自分や夫が奨学金を借りて返済経験がある人に、やりくりの苦労やどれくらい負担なのかなど、詳しく聞いてみました。 【画像】【自分・夫が借りた奨学金の返済】返済期間が延長できる?わが子の教育費はどうするの?
Case.1 【自分が借りた】共働きしながら、昨年残債を一括で返済。肩の荷が下りました
<教えてくれた人> 『サンキュ!』読者 Uさん(兵庫県 29歳) 夫(30歳)、長男(3歳)、二男(0歳)の4人家族。会社員。 ■世帯月収 35万円 ■世帯年収 550万円 ■年貯蓄額 60万円 【奨学金の詳細】 貸与型・第二種 借入額約140万円(月返済額1万円弱) 残債0円 返済額は月1万円弱ですが、結婚後も正社員として働いて、自分の給料から返済してきました。昨年末、思い切って借入金の残りを一括返済してスッキリ!それまで、「奨学金の返済がなくなれば、子どもに習い事をさせてあげられるかも」と心苦しく思っていたので、返済が終わって、金銭的にも精神的にも余裕が生まれました。でも、奨学金返済があったことで、計画的な給料の使い方を考えられるようになり、自立心を高める良いきっかけになりました。 ●わが子の教育費はどうする? できるだけ奨学金を借りなくて済むように、積立貯蓄とNISAで貯めています。進学費用のほか、塾代なども合わせて、1人につき400万円を目指しています。
Case.2 【自分が借りた】新入社員のころは月4万円超の返済が苦しかった~。結婚後、繰り上げ返済して少しラクに
<教えてくれた人> 『サンキュ!』読者 Hさん(埼玉県 38歳) 夫(38歳)、長男(8歳)、長女(4歳)の4人家族。パート&在宅ワーク。 ■世帯月収 35万円 ■世帯年収 550万円 ■年貯蓄額 150万円 【奨学金の詳細】 貸与型・第一種、第二種 借入総額約800万円(月返済額MAX4万円超) 残債約84万円(月返済額1万円×残り約7年) 高校生のとき、父に多額の借金が発覚。進学費用と1人暮らしの生活費、さらに高校の授業料も合わせて、奨学金の借入額は総額800万円に!社会人になった当初は、手取り24万円で月4万円超の返済がとてもきつく、時にはカードローンに頼ったほど。結婚後も自分の給料で返済し続け、長男の出産後、会社を辞めたときの退職金と貯蓄で第二種の残債を一括返済。今は第一種の返済だけなのでかなりラクに。多額の奨学金を抱えた自分を理解し、支えてくれた夫にも感謝しています。 ●わが子の教育費はどうする? 子ども1人につき500万円は貯める予定。子どもが私立の医学系や大学院へ進学したいと言ったら、自分で返済する必要があることを説明したうえで奨学金を借りることを検討します。