【高校サッカー】愛工大名電6発で初勝利 蒲地ツインズ貢献「家族のいいサポートが」
<全国高校サッカー選手権:愛工大名電6-3明誠>◇29日◇1回戦◇駒沢 イチローさんの母校で知られる高校野球の名門・愛工大名電(愛知)が、5大会ぶり2度目の出場となったサッカーの全国選手権で初勝利を挙げた。就任12年目の宮口監督は「うちは野球と言われますけど、他のスポーツもいっぱい強いですから。全国大会には毎シーズン10種目ぐらい出ますので、いい刺激」と言って笑った。 【一覧】高校サッカー勝ち上がり表 前半27分に主将のDF蒲地陽のオウンゴールで先制されたが、その2分後に双子の弟のMF蒲地壮が同校の「選手権初ゴール」を決め勢いに乗った。計6ゴールで花を添え、兄の陽汰が「あのゴールに救われた」と感謝すれば、弟の壮汰は「家族のいいサポートがあってのゴール」と喜んだ。 チームはベスト8を目標に掲げ、次戦は強豪の前橋育英(群馬)と対戦。「明るく前向きに」をチームのモットーにする指揮官は「野球に対抗しようなんて思っていない。自分たちのやることを頑張るだけ」と笑顔で話した。【石川秀和】