クレベルにリベンジ誓う鈴木千裕「“殺気狂った千裕”を見せる」【RIZIN.49】
「RIZIN.49」(12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)の前々日インタビューが12月29日、都内で行われた。 今大会ではフェザー級王者・鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)がクレベル・コイケ(ブラジル/ボンサイ柔術)を相手に2度目の防衛戦に臨む。鈴木は今回の試合のテーマとして「“殺気狂った千裕”を見せること」と語った。 2人は昨年6月の「RIZIN.43」で当時RIZINフェザー級王者だったクレベル・コイケに鈴木が挑戦する形でタイトル戦が行われる予定だったのだが、前日計量でクレベルが契約体重を超過したため王座はく奪。鈴木が勝てば王者に認定されるという条件のもと試合が行われ、クレベルが勝利を収めている(記録上はノーコンテスト)。 クレベルについては「僕が最後戦った時と変わらない」と評したうえで「本気でリベンジに燃えている。格闘技なので、完全にぶっ倒す。それが一番のリベンジ。そう思っています」とリベンジを誓う。そのうえで「テーマはリベンジと“殺気狂った千裕”を見せること。ノーコンテストであっても勝負では負けたと思っているので、それを味わった男は生半可じゃない。相当怒ってますし、ぶっ飛ばすって気持ちでいっぱい」と語った。
試合は打撃の鈴木と寝技のクレベルという図式。鈴木にとってはスタンドの状態をキープすることが勝負のカギとなるのだが「スタンド以外でも別にやりますよ。別にスタンドが全てじゃないので。This is MMAというのを見せてやりますよ。もちろん打撃が持ち味ですけど別にそれだけやりに総合やっているわけじゃないので」とグラウンドの展開も辞さず。 大晦日のメインということについては「重いっていうか、日本で最も、年の最後まで格闘技に携われるのが大晦日のメイン。こんな幸せなことはない。格闘技が好きで食っていきたくて高み目指してやっていて、日本だけじゃなくて世界もだと思うけれどそのなかで、年の一番最後に格闘技やっている男になれるっていうのはうれしいことですし、そこで勝たなくてはいけない。勝って最高の格闘技の年明けを迎えられるように勝たなくてはいけないと思っています」と語った。