死闘を制して王座奪還のクレベル・コイケ「鈴木は弱虫じゃなかった」 敗れた鈴木千裕は「彼に勝つために彼に技を教えてもらう」【RIZIN.49】
RIZINの10回目の大晦日大会となる「RIZIN DECADE/RIZIN.49」(12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ ※ABEMA PPV等で配信)のメインイベントで行われた「RIZINフェザー級タイトルマッチ」で王者・鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)に元王者のクレベル・コイケ(ブラジル/ボンサイ柔術)が挑戦した。 試合はグラウンドで主導権を握ったクレベルが3-0の判定で勝利を収め、王座奪還に成功した。 2人は昨年6月の「RIZIN.43」で当時RIZINフェザー級王者だったクレベルに鈴木が挑戦する形でタイトル戦が行われる予定だったのだが、前日計量でクレベルが契約体重を超過したため王座はく奪。鈴木が勝てば王者に認定されるという条件のもと試合が行われ、クレベルが勝利を収めている(記録上はノーコンテスト)。 その後、王座は朝倉未来とヴガール・ケラモフの間で決定戦が行われ、ケラモフが勝利。ケラモフにアゼルバイジャン大会で挑戦した鈴木が王座を奪取して、今年4月に金原正徳を破り初防衛に成功。今回が2度目の防衛戦だった。
1R、ともにオーソドックスの構え。鈴木が圧をかけて右カーフ。クレベルはサイドキック。鈴木は右カーフ。クレベルもカーフを返す。鈴木はコーナーに詰める。クレベルはサイドキック。クレベルがタックルも鈴木が切る。鈴木はコーナーに詰めてパンチ。クレベルが蹴りをを返すが左手がアイポークとなり中断。再開後、鈴木は右ストレート。あまり距離は詰め過ぎない。鈴木の右カーフでクレベルがバランスを崩す。クレベルが前に出たところに鈴木が右ストレート。クレベルはタックル。鈴木ががぶるが、クレベルは下から両足をロック。体を入れ替えマウント。そしてハーフガード。上を取ったクレベルがヒジを落とす。そして脇にパンチ。肩固めを狙う。クレベルはサイドポジション。クレベルは足関節を取ってヒールフックを狙うが鈴木は極めさせない。そして寝たままでかかとを落としていく。 2R、クレベルが前に出てパンチから組み付く。引き込むがすぐに立つ鈴木。クレベルは組み付いたままコーナーに押し込む。足をかけて倒しに行くが、耐える鈴木。しかし足を絡め引き込んだクレベルが鈴木の立ち際に引き倒し、コーナー下で鈴木の足をたたむ。クレベルはマウントでパウンドをコツコツ。そして三角絞めを狙うが鈴木は許さず。クレベルはニーオンベリーからマウント。鈴木はハーフに戻す。クレベルはギロチンチョークに取るが鈴木は首を抜く。上をキープのクレベルがサイドから組み付き肩固めを狙う。なんとかしのぐ鈴木。クレベルがサイドを取ってヒジ。鈴木は動いてガードに入れる。鈴木は首を取るがすぐに抜くクレベル。クレベルはパウンド、鈴木は下からヒジ。
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