呉邦国・中国全人代元常務委員長が死去 83歳
中国の国営メディアは、全人代(=全国人民代表大会)の元常務委員長である呉邦国氏が死去したと報じました。83歳でした。 中国国営メディアによりますと、呉邦国氏は8日、病気のため北京で死去したということです。83歳でした。 呉氏は1941年7月に安徽省で生まれ、名門・清華大学に在学中に中国共産党に入党し、その後、上海市の党委書記などを就任しました。 江沢民元国家主席が中心となった「上海閥」の一人としても知られ、副首相も歴任したほか、胡錦涛国家主席時代には中国共産党の序列2位で全人代常務委員長を務めました。 2003年には日本を訪れ、当時の小泉純一郎元首相と会談したほか、2011年には北京で当時の野田佳彦元首相と会談するなど、外交面でも活躍していました。