3位町田、降格決定の鳥栖に敗れ優勝は遠のく…残り3戦全勝しても首位神戸が1勝すれば届かず
◆明治安田J1リーグ▽第35節 鳥栖2―1町田(3日・駅前ス) 町田はすでにJ2降格が決まった鳥栖に1―2と敗れ、5試合勝利なしとなった。1―1の後半39分、CKから鳥栖MF寺山翼に決勝ゴールを許した。これで首位神戸とは勝ち点差7に。残り3試合を全勝しても神戸が1勝でもすれば届かない状況となり、J1初昇格初優勝から大きく遠のいた。 この試合ではDFリーダーの元日本代表DF昌子源が出場停止の中で、センターバックにはDFチャンミンギュが6月以来、約5か月ぶりの先発。元日本代表MF相馬勇紀を2トップの一角で起用したが、前半20分、鳥栖の17歳FW鈴木にJ1初ゴールを奪われて失点。左からの低いクロスにマークにズレが生まれ、先制点を奪われた。 町田は後半、オーストラリア代表FWデュークとDF杉岡大暉に代え、韓国代表FWオセフンと日本代表DF望月ヘンリー海輝を投入。右サイドバックに入った望月が高い位置を取るなど攻撃の圧力を高めると、後半20分にCKのこぼれ球からDFドレシェビッチが美しい右足ボレーを突き刺し、同点に追いついた。しかし攻勢を強めていた終盤に失点。鳥栖に13試合ぶりの勝利を献上し、優勝争いは厳しい状況に追い込まれた。
報知新聞社