みずほ楽天カード誕生も海外旅行保険の落とし穴には気をつけて
11月14日、楽天カードとみずほ銀行は共同で記者発表会を開催。12月3日より両社の提携カード「みずほ楽天カード」を提供開始すると発表しました。 【この記事の他の写真を見る】 このクレジットカードは、みずほ銀行の提携カードではあるものの、銀行口座のキャッシュカード機能はなく、Visaブランドのクレジットカードとして利用可能。ただし、みずほマイレージクラブ利用時には、毎月のカード利用で、みずほ銀行・イオン銀行ATMの利用手数料と時間外手数料に加えて、コンビニATMの利用手数料が月2回まで無料となる特典が受けられます。 そのほか、通常利用で楽天ポイントが1%付与されるほか、楽天市場の買い物で3%還元などのサービスも用意されています。 ただし注意したいのは、利用付帯として提供される海外旅行保険(最高2000万円)。この利用付帯の条件は、「募集型企画旅行の料金」をこのカードで支払うこととなっています。 募集型企画旅行とは、いわゆる旅行会社が販売しているパッケージツアーのこと。つまりパッケージツアーの旅行でのみ海外旅行保険が使えます。 昨今は飛行機のチケットやホテルなどを別々に個人で予約・購入する手配旅行が主流。ですがみずほ楽天カードで航空券を買ったり、宿代を払っても海外旅行保険の特典は使えません。 ちなみに、この条件は「みずほ楽天カード」だけでなく「楽天カード」や「楽天ゴールドカード」も同様です。 クレジットカードに海外旅行保険が付いているから、渡航時には保険に入らないという人も多いですが、楽天カード系は海外旅行保険が利用できるシーンがかなり限定されるため、旅行好きにはあまりオススメできないカードなのでご注意を。
TechnoEdge 中山智