悪質タックル問題で関学が会見(全文3完)被害者、保護者に謝罪に来るのが筋
被害者の家族の日大監督に対する感情について
神戸新聞:すみません、神戸新聞の【オガワ 01:05:54】といいます。負傷した選手のことで1点だけお伺いしたいんですけども、先ほども二度ほど質問で法的措置、刑事告訴などは選手本人とご家族の判断にお任せするということをおっしゃってたんですけれども、小野さんにそこを確認で伺いたいんですけども、試合があって、その会見をなされて、そして今現在に至るまで、そのプレーに対する憤りですとか、峻烈さ、内田監督が対応しないですね。その辺というのはご家族とご本人、それぞれ厳しくなっているのか、それともやや許す方向になっているのか、どちらなのかそれぞれご家族の分とご本人の分お伺いできます。 小野:まずご家族のほうは当然、ものすごく怒って、憤っておられました。今も激しく憤っておられます。それはその行為に、そもそものプレーに対してもそうですし、監督の指示があったのではないかという疑念についてもそうですし、それから何よりも自分たちに対して謝罪を申し込まれていないということについての憤り、これももっとも抑制的な表現で憤りというふうに表現をさせていただくというような状態にあります。正直なところ、収まってくるとかいう感じではないと思います。 ただ、同時にご家族もやはり選手本人のことを第一に考えておりますので、やはり選手がきちっとできるだけ早く回復をして、プレーができる、あまりフットボールと関係のないような、今回のようなことで注目を浴びていろんなことをするというような環境から抜け出て、プレーに専念をできる環境を早くつくりたいということも思っておられます。 神戸新聞:すみません、選手のほうの感情のほうはいかがでしょうか。 小野:選手のほうは今の段階で、私が話したりしてる段階では、あまり感想とかいうようものは聞いておりません。けがの状態とかいうようなことを聞いていく中で、話をしていきたいというふうに思っておりまして、今後、本人の、この件についての感じ方とか考え方とか、場合によっては何か判断をしていくことが出てくる可能性がありますので、そういうことも丁寧にさせていただきたいなと思ってまして、直接会う約束をしてたんですけども、先ほどお話ししたように少し体調が悪いので、会うことができなくなっているという状態で、また次できるだけ早く、治ったら話をしようというところまでは連絡を取り合っています。 神戸新聞:ありがとうございました。